モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

2015-01-01から1年間の記事一覧

モミジに苔がよく似合います

モミジと苔(2015年6月29日) ヤマモミジのミニ盆栽 というか 盆栽風の小さな鉢植え なんですが その鉢土の表面に ようやく苔(コケ)が 生えそろってきました。 ヘッダーの写真は今年(2015年)の 5月上旬に撮影したものですが 左側のモミジの鉢の表面に 苔…

街道をゆく9・捨て苔とは

『街道をゆく9』には「捨て苔」 すてごけ?という言葉がでてきますが ちょっと聞いたことがありません。 「播州揖保川・室津みち 七曲」 現在の兵庫県たつの市にある 竜野旧城下(龍野城)の如来寺の境内 「本堂と庫裡とで、 陽を両面からさえぎっているため…

苔(コケ)は脇役ではない

「苔(コケ)は主役ではないが けして脇役でもない。」 美の壺 2015年6月12日の放送は 「心癒される苔」というタイトル。 この番組の中で 作庭家の重森千青(しげもりちさを)さん が語った言葉です。 京都にある世界遺産のひとつ 龍安寺(りょうあんじ)の…

盆栽風の小さな鉢植えです

ミニ盆栽といっても 小さな盆栽ということじゃないんです。 渋い松の盆栽は趣味じゃありません。 室内やベランダで 気軽に自然の緑を愉しみたいんです。 できればあんまり手間をかけずに 育て方は簡単なほうがいいですね。 丈夫な観葉植物もいいのだけれど …

苔玉だけじゃない苔園芸

苔玉(こけだま)ともミニ盆栽とも 本の表紙には書いてありません。 苔(コケ)が主役のこの本 『苔のある生活』は 苔園芸の初心者向け解説書です。 苔園芸には もちろん人気の苔玉がありますが それだけじゃありません。 苔と小さな植物を鉢に植える苔盆栽 …

ハイゴケは窮屈なのがいい?

苔テラリウム(ハイゴケ) ハイゴケの生長観察(6月7日) ハイゴケのボトルテラリウム ハイゴケ(這苔)は その名前の由来どおり 這うように生長する苔です。 ガラス瓶の中であれば ハイゴケはガラス面を這うように 上に向かって伸びてゆきます。 上の写真は…

街道をゆく8・蘚苔類

『街道をゆく8』には、はじめて! 蘚苔類という言葉がでてきます。 蘚苔類(せんたいるい)とは 蘚類と苔類をあわせた言葉で コケ植物(またはコケ類)のこと。 蘚苔類が登場するのは 「豊後・日田街道 梵音響流」。 司馬さん一行は由布院の宿から 阿蘇くじ…

モミジの枝抜き剪定の時期

ヤマモミジ(剪定前) ヤマモミジ(剪定後) モミジやカエデの剪定の時期は 5月中旬過ぎから8月末までと 11月中旬過ぎから12月末までの 年に二回あります。 新梢がどんどん伸びる5月は 枝抜き剪定の時期になります。 枝葉が混み過ぎていたり 上に伸び過ぎた…

ミニ苔玉が四角になったので

山苔と西洋シノブ(植え替え後) 山苔とプミラ(植え替え前) もはや苔玉(こけだま)とは とても言えません。 もともとは とっても小さなミニ苔玉 だったのですが。 今日植え替えました。 上の写真が植え替え後です。 今後は 「山苔と西洋シノブの 苔玉風テ…

苔玉の用土はケト土が主流

苔玉(こけだま)やミニ盆栽を作るとき ケト土を主体とした用土を使うのが 主流というかほぼ決まりみたいです。 苔玉やミニ盆栽の作り方を 解説してある園芸書のほとんどで (もちろん一部例外もありますが) ケト土を使うとされています。 今年(2015年)の…

台風のときには苔玉を室内へ

シャクナゲ(石楠花)の新葉 先日の台風6号は 関東に近づく前に 温帯低気圧に変わりましたが 千葉県北西部の八千代市でも 暴風警報が発表され 深夜にかなり強い風が吹きました。 台風などで強い風が吹くときには 鉢植えなどが風で飛ばされ危険です。 また、…

街道をゆく7・苔とシダ

『街道をゆく7』は「甲賀と伊賀のみち」 「大和・壺坂みち」「明石海峡と淡路みち」 そして「砂鉄のみち」です。 苔(コケ)と歯朶(シダ)の 記載がありました。 まずはシダ。 「甲賀と伊賀のみち 甲賀へ」から 伊賀と甲賀の堺にある 御斉峠(おとぎとうげ…

苔玉の販売していないんです

苔八(苔玉・ミニ盆栽) 苔玉(こけだま)やミニ盆栽ですが 販売はしていないんです。 苔八のネット通販(苔八のストア)は 準備中となっております。 母の日のプレゼント用にでしょうか 苔玉などをお探しのかたには せっかく見ていただいたのに 本当に申し…

モミジの小さくて赤い花

モミジの花 モミジ(カエデ)は 秋の紅葉が美しく 素晴らしいのはもちろん 初夏の新緑も爽やかです。 盆栽や鉢植えで モミジを育てているのなら 春の新芽が伸びる頃は 楽しい季節ですよね。 新芽が伸び新葉が広がって 新緑の季節になる前に 見過ごしてしまい…

苔盆景はケト土で形を作る

ミニ盆栽とタイトルにある園芸の本が 今年(2015年)の二月に 発行されていました。 『BONSAI 感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽』 この本の著者はおなじみの盆栽家 山田香織(やまだかおり)さんです。 江戸時代から続く盆栽清香園の五代目。 テレビ、ラジ…

ヤマモミジと出猩々の新葉

ヤマモミジと出猩々 ヤマモミジとギンゴケ ヤマモミジ(山もみじ)のミニ盆栽と 出猩々(デショウジョウ)のミニ盆栽の 今日の様子です。 写真のように 他のモミジも新葉が広がりました。 ヤマモミジの新葉は まだ広がったばかりで 少し赤みがかった緑です。…

街道をゆく6・沖縄の苔

『街道をゆく6』は沖縄・先島への道。 苔(コケ)の記述が二か所あります。 ひとつめは 「那覇・糸満 沖縄について」より 司馬さんは 戦前の首里の旧王城が いかに美しかったかについては まったく知らないという。 司馬さんが読んだり聞いたりした 材料をよ…

苔の鉢に植えて作るミニ盆栽

盆栽は 十年、二十年と長く育てるもので 名品といわれる盆栽では 樹齢が百年以上になるものも けして珍しくないようです。 本格的な盆栽では 育て始めて十年に満たないものは まだ盆栽に仕立てている途中で 観賞するにはまだ早い! ということなのでしょね。…

ハイゴケは冬を越えましたが

春のハイゴケ(傷み気味) ハイゴケ(這苔)を屋外に置いた 半透明のプラスチックケース内で 育てながら保存しています。 この冬をなんとか越えた ハイゴケの今の様子です。 きれいな緑の部分も多いのですが 残念ながらところどころで 苔(コケ)が傷んでし…

冬を室内窓際で過ごした山苔

苔テラリウム(ホソバオキナゴケ) 山苔(やまごけ)と呼ばれる ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)は 室内だけで一年中育てても きれいな緑のままで 少しずつですが生長します。 写真は昨年(2014年9月14日)の 投稿(夏をテラリウムで過ごした山苔)から ほぼ半…

苔をはらずに生やす盆栽

苔玉(こけだま)でもミニ盆栽でも 生長した苔(コケ)を切り取って はりつけるというのが普通です。 ところが 盆栽家の加藤文子さんは ご自身の本 『natural盆栽 小さなみどりの育て方』 の中で次のように書いています。 「ほかで生息する苔を移植して 見栄…

街道をゆく5・苔なし

『街道をゆく5』はモンゴル紀行。 残念ながら苔(コケ)は登場しません。 しかし モンゴルにもコケ植物はあります。 生物資源総合研究所の国別情報 「モンゴル 生物の多様性」によると 地理的にはシベリアのタイガから 中央アジアのゴビ砂漠まで広がり 自然…

観葉植物を盆栽風に仕立てる

Eテレ『趣味の園芸』の5分前から 放送される『趣味の園芸ビギナーズ』 2015年2月22日(日)の放送は 心温まる冬の小さなインテリアプランツ 「盆栽風グリーンで和の趣」と題して 小さな観葉植物の盆栽風アレンジ について紹介されていました。 観葉植物を盆…

趣味園失敗しない苔玉の管理

『趣味の園芸』「コケ玉に愛を込めて」 (2015年2月8日放送)の雑感二回目。 前回の趣味園初めての苔玉作り雑感に 続いて今回は「失敗しない!管理方法」 の内容と、とりとめのない感想を。 苔玉(こけだま)を長く愉しむための 管理方法のポイントは コケ植…

趣味園初めての苔玉作り雑感

『趣味の園芸』 先週(2015年2月8日)の放送は 「コケ玉に愛を込めて」と題しての 初めての苔玉(こけだま)作りと 失敗しない管理方法についての内容でした。 心がいやされる苔(コケ)を 身近で愉しめる苔玉(こけだま)は この二、三十年で世界各地に広が…

農薬や化学肥料を使わない庭

日本でナチュラルな庭作りを展開している イギリス人ガーデンデザイナー ポール・スミザーさん。 去年(2014年)の12月に放送された 『プロフェッショナル 仕事の流儀』という テレビ番組で紹介されました。 ポール・スミザーさんの作る庭では 農薬や化学肥…

街道をゆく4・冬苔

『街道をゆく4』には「冬苔」(ふゆごけ) という言葉がでてきます。 「堺・紀州街道 氷雨の中の五輪塔」 冬の冷たい雨が降る中 南宗寺を訪れた司馬さん。 「南宗寺は周知のように臨済禅の名刹で、 堺第一等の大寺である。」 古田織部(おりべ)の作庭といわ…

お正月飾りのシダはウラジロ

毎年のことながら 正月三が日はテレビを見ている間に あっというまに過ぎてしまいました。 今年も苔八は シダを使った苔玉と苔盆栽の 作り方と育て方に関する情報を お届けする予定です。 ちなみに お正月飾りの「しめ飾り」と「鏡餅」には 本来はシダが使わ…

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