モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉はケト土なしで作れます

苔玉(ハイゴケ、プテリス・アルボリネアータ)

苔玉(ハイゴケ、プテリス・アルボリネアータ)

苔玉(こけだま)の作り方の解説は

ネット上でもたくさんみつかります。

 

そのほとんどの解説が

ケト土(園芸用語集)を使った

苔玉の作り方(園芸リンク集

になっています。

 

ケト土を使用すると苔玉の形を作りやすい

というのが理由のようです。

 

でも一度でも実際に作ってみるとわかりますが

手がすごくまっ黒になって扱いにくいです。

もちろん手袋をつけて作業するのですが

私は一回で懲りてしまいました。

 

苔玉はなにもケト土を使わなくても

簡単に作ることができます。

 

苔玉の作り方を解説している

苔玉と苔 小さな緑の栽培テクニック (別冊NHK趣味の園芸)

という本では

扱いやすいピートモス赤玉土ブレンドした

用土を使っての苔玉作りが紹介されています。

 

この苔玉の作り方の方が断然簡単です。

ただし弱点もあります。

 

ピートモス主体の用土は

ケト土のような粘土状ではないので

大きなサイズの苔玉は作りにくいです。

 

そんなに大きくもない私の手なら

苔玉の直径が約6cmから約8cmまで

であれば苔玉を崩さずに

うまく丸めることができます。

これが苔八の苔玉のサイズになっています。

 

これよりも大きなサイズの苔玉でも

ちょっと工夫すれば作ることができます。

 

写真の苔玉は直径が約10cmあります。

この苔玉は用土を布でくるんで

崩れないようにしてから

ハイゴケを張り付けてあります。

 

苔玉の直径が大きいと

植え込む植物もある程度

大きい(背が高い)ものでないと

ちょっとバランスが悪いですね。

 

シダなどのミニ観葉植物を植え込む

苔玉であれば直径は6cmから8cm

もあれば十分ですね。

置き場所にもこまらないので

手軽に作って愉しむのなら

小さめの苔玉がおすすめです。

 

ピートモス主体の用土を使った

(もちろんケト土を使わない)

苔玉を作ってみてはいかがですか。

 

簡単な苔玉の作り方をまとめましたので

こちらの苔玉(こけだま)の作り方をご覧ください。

 

今は、夏至の初候(第二十八候)

「乃東枯(なつかれくさ かるる)」

夏枯草(かごそう)が枯れる頃です。

 

乃東(だいとう)は夏枯草の古名。

夏枯草は靫草(ウツボグサ)の別名。

冬至に芽を出し夏至に枯れるという

珍しいシソ科の植物です。

 

来週はもう七月ですね。

 

苔玉-209

ハイゴケ

プテリス・アルボリネアータ

苔玉の直径:約10cm

全体の高さ:約12cm

 

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