モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

趣味園失敗しない苔玉の管理

趣味の園芸』「コケ玉に愛を込めて」

(2015年2月8日放送)の雑感二回目。

 

前回の趣味園初めての苔玉作り雑感

続いて今回は「失敗しない!管理方法」

の内容と、とりとめのない感想を。

 

苔玉(こけだま)を長く愉しむための

管理方法のポイントは

コケ植物と植え込んだ植物とを

わけて管理するとのこと。

 

まず苔(コケ植物)については

光と水がポイント。

苔の緑色は光合成の証です。

苔も光がないと生きられません。

苔が元気に育つ場所は屋外

ただし直射日光は苦手なので

北側の明るい日陰が理想だとか。

 

室内に飾りたいのであれば

窓辺に置けば大丈夫なのですが

室内の光は外と比べると

4分の1程度しかないので

光不足になってしまいます。

週の3日間室内に飾ったら

4日間は外で日光浴させる

必要があるそうです。

 

次は水やりです。

苔は乾燥が苦手です。

葉から水を吸う苔は

表面が潤っていれば水切れしないので

毎日さっと水をかければよいとのこと。

 

一方、植え込んだ植物は

苔玉の中の土が乾いてから

水やりをするようにします。

毎日水やりすると根腐れしてしまいます。

 

苔玉の中の乾き具合を知るには

苔玉を手に持ってみます。

軽くなっていたら水やりが必要です。

苔玉を水につけて

中の空気が完全に抜けるまで

つけておきます。

 

最後に肥料。

苔に肥料はいらないのですが

植え込んだ植物のためには必要。

規定の2倍にうすめた液体肥料を

週に1,2回やります。

濃い肥料をやると苔は枯れてしまいます。

 

ざっとこんな感じの解説でした。

ほぼ一般的にいわれている

苔玉の管理方法だと思います。

詳しく知りたい方はテキスト

NHK 趣味の園芸 2015年2月号』を

ご覧下さいませ。

 

実際に苔玉を育ててみるとわかりますが

苔を瑞々しい緑の状態に保つのは

けっこう難しいものです。

 

苔の種類によって

好む場所や水やりは変わってきます。

さらに植え込む植物との組み合わせ

によって管理が変わりますので

簡単ではなくなってしまいます。

 

ちなみに置き場所については

強い風があたる場所も駄目ですね。

 

苔玉を長く愉しむのであれば

苔と植え込む植物の好む環境が

できるだけ同じものを選んで苔玉を作り

管理がシンプルになるようにする

のがよいと思います。

 

明日は旧暦の元日

そして雨水(うすい)

春の気配に草木が発芽しはじめる頃です。

 

NHK 趣味の園芸 2015年2月号』 「初めての!コケ玉づくり」 「失敗しない!管理方法」

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