モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉(こけだま)の育て方

苔玉(こけだま)を上手に育てるには

ちょっとしたテクニックが必要です。

 

【一般的な苔玉の育て方】

苔玉(ハイゴケ、ヤマモミジ)

 

まずは

一般的な苔玉の育て方です。

 

苔玉と苔 小さな緑の栽培テクニック』では

苔玉のお手入れの基本として

水やり、肥料、置き場所をあげています。

 

水やり:

苔玉を載せる皿に

水を張って吸水させる

腰水という方法で

毎朝午前中に水やりする。

夏場には朝夕2回

たっぷりと水やりします。

苔玉が軽くなるほど

乾燥しているときは

ドブ漬けといって

水を入れたバケツなどに

苔玉を沈めて

数分間吸水させる。

 

肥料:

植物の成長期に

月1回から週1~2回

規定の倍率のさらに2倍に

薄めた液体肥料を

苔玉全体にスプレーする。

 

置き場所:

屋外の明るい日陰

風通しの良い場所

に置いて育てる。

直射日光や強い風が

あたる場所は避けること。

苔玉を室内に飾るのは

2~3日までにする。

 

 

一般的な方法は

水やりに手間がかかります。

しかも

ベランダで苔玉を育てると

苔が緑から茶色に変色

してしまうことが多いようです。

 

 

【苔八おすすめの育て方】

 

苔八がおすすめする

とても簡単な苔玉の育て方は

苔玉テラリウムにする方法です。

苔玉を室内に飾りながら

育てることができます。

苔玉テラリウムは

ボールやシリンダ型のガラス容器に

根腐れ防止用のゼオライト少々と

発泡錬石を敷きつめた上に

苔玉の苔の部分をすっぽりと

入れて育てる方法です。

この方法なら水やりが簡単です。

そしてなにより

ガラス容器の中なら

ある程度湿度を一定に保てるので

苔が緑のままで生長します。

 

 

苔玉テラリウム(ハイゴケ、プテリス)

 

置き場所:

室内の明るい窓辺など

明るい日陰または半日陰

となる場所に置きます。

ハイゴケは山苔よりも

明るい場所を好みます。

ただし

直射日光、強い風

エアコンからの風が

あたる場所は避けます。

 

苔玉(ホソバオキナゴケ、ヘデラ)

 

水やり:

ガラス容器の底に

5mmから1cmほど

水を入れておきます。

水がなくなったら

植え込み植物の根元から

水をそそいであげます。

週に1回から2回の

水やりで十分です。

ハイゴケは過湿ぎみでも大丈夫ですが

山苔は水を少なめにします。

週に一度くらいは

天気が良い風の弱い日に

ベランダの日陰の棚などで

葉水をするとよいです。

 

肥料:

肥料は必要ありません。

肥料を与えると苔が枯れてしまいます。

 

明るい日陰でも生長できる

シダなどの観葉植物を植え込んだ

苔玉ならぜひこの方法を

試してみてください。

 

注意:

この苔玉の育て方は

樹木や日当たりを好む植物では

うまくいきません。

 

 

あわせてこちらもご覧ください。

参考
苔玉の育て方(2014年秋)
苔玉の育て方(2013年)
苔玉の補修や苔の準備

 

苔玉(こけだま)とは

苔玉(こけだま)の作り方

苔玉(こけだま)Q&A

園芸用語集

 

 

一般的な苔玉の育て方は

『苔園芸コツのコツ』『苔玉と苔』

を参考にしています。

 

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