モミジ実生苗の育て方
【イロハモミジの実生】
イロハモミジを種(タネ)から育てる
実生苗の育て方です。
『カエデ、モミジ 』を参考にし
実際に毎年モミジのタネから育て続けて
内容を更新しています。
イロハモミジを実生で育てるのに
必要なものは
種、用土、鉢またはポットです。
種:
イロハモミジの種は九月下旬になると
まだ青い(緑)ですがもう熟しています。
遅くとも十月の上旬までには
種をとります。
十月の下旬になると
種は完熟(種は茶色)していて
発芽までに2年かかってしまう
ことが多いようです。
種の羽根の部分は不要なので
取り除きます。
種はすぐに取りまきしてもよいのですが
春まで保存しておく方法もあります。
種の保存:
イロハモミジの種を翌春まで保存する場合は
種が乾燥してしまわないように
種を濡らした新聞紙などに包み
ビニール袋に入れて口をしっかり縛り
冷蔵庫の冷蔵室か野菜室に入れておきます。
(冷凍室ではありません。)
用土:
赤玉土の細粒(小粒をふるいにかける)
又は
タネまき用土
鉢(ポット):
鉢は駄温平鉢が良いようですが
プラスチック鉢、素焼き鉢、盆栽鉢
ビニールポットでも大丈夫です。
鉢の材質の違いにより
水やりの頻度はかわります。
適期:
取りまきの適期は
9月下旬から10月上旬で
早いほど良いようです。
保存していた種を植える場合は
3月上旬です。
種の植え方:
鉢に入れた用土の上にばらまきします。
種と種の間隔は
1センチほどあけてもよいし
密に蒔いてもよいです。
種がかくれるくらい覆土します。
たっぷりと水をやります。
種まき後の管理:
発芽までは明るい日陰に置き
土が乾かないように
適時水やりします。
3月上旬にタネまきすれば
2週間から3週間で発芽します。
双葉からモミジの本葉にかわったら
半日陰(木洩れ日があたる)に
なるようにスダレなどで
陽射しを調整します。
【イロハモミジの生長記録】
イロハモミジ実生苗植え替え(発芽から9カ月)
モミジ実生1年と2年目発芽(発芽から1年)
イロハモミジの実生苗も紅葉(発芽から1年8カ月)
イロハモミジ植え替え12月(発芽から1年9カ月)
モミジの新葉が開きはじめた(発芽から2年)
(続く)
参考書籍:
『カエデ、モミジ (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)』