モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

2015-01-01から1年間の記事一覧

苔玉とコケの本(2015年まで)

『手軽に楽しむ 苔園芸コツのコツ苔玉・苔鉢盆栽・苔盆景・木付け・石付け・テラリウム・苔庭』2015年8月発行著者 手塚直人・岡田雅善 「苔ボトル」育てる楽しむ癒しのコケ図鑑2015年7月発行著者 戸津健治、佐々木浩之 『アレンジをたのしむ 苔玉と苔の本~…

コケ庭と苔文化の入門書

今年、2015年は苔(コケ)に関する本が たくさん発行されました。 そのなかの一冊 『苔三昧―モコモコ・うるうる・寺めぐり』 をご紹介します。 著者の大石善隆さんは、コケの生態学 庭園のコケ、日本文化とコケなどについて 研究をされている方のようです。 …

モミジの紅葉(2015年)

モミジの紅葉(11月11日撮影) モミジが真っ赤に紅葉しました。 といっても今のところ紅葉したのは このヤマモミジの鉢植えだけです。 隣にちょこんとあるのは モミジの苔玉(こけだま)ですが 見てのとおり紅葉していません。 ほかの鉢植えも同じような状態…

街道をゆく14・銭苔

『街道をゆく14』は南伊予・西土佐の道。 銭苔(ゼニゴケ)が登場します。 「敬作の露地」より ”「二宮敬作之墓」という 宇和町教育委員会の白い標識が出ていて、 その横に銭苔(ぜにごけ)のあとが まだらにこびりついている墓碑があった。” 二宮敬作(にの…

ハゼは紅葉し、モミジはまだ

ハゼノキの紅葉とモミジ ベランダのハゼノキが 紅葉しています。 今年(2015年)は昨年に比べて 一週間ほど早く色づきました。 ほとんどほったらかしで 気をつけてお世話をしなくても ハゼノキは毎年紅葉してくれます。 となりに写っているモミジの葉は まだ…

プランターの残念なハイゴケ

プランターのハイゴケ ベランダに置いたプランターに ハイゴケ(這苔)を植え付けて 高温多湿の夏を乗り越えることが できないものか試してみました。 今回の試みの結果は 写真を見てのとおり プランターの中のハイゴケは とても残念な状態です。 今年(2015…

フウチソウ(風知草)に花が

フウチソウ(風知草)の花 フウチソウ(風知草)に 小さな紫の花が咲きました。 フウチソウは日本原産の多年草で 夏から秋にかけて花を咲かせます。 風になびく細い葉の姿が魅力で 花にはあまり観賞価値が無い とされているフウチソウですが つつましやかな…

回復中の這苔とシダの苔玉

ハイゴケとプテリスの苔玉 ハイゴケ(這苔)とシダ植物の プテリス・アルボリネアータの 苔玉(こけだま)です。 夏の間に弱ったハイゴケは ようやく涼しくなってきた今頃 徐々に回復してきました。 まだまだ苔玉の全体が 美しい黄緑という状態には なってい…

街道をゆく13・枯れ苔

『街道をゆく13』は壱岐・対馬の道。 苔(コケ)とシダ(羊歯)が登場します。 まず苔ですが 「枯れ苔」という記述がありました。 「曾良の墓」より 「枯れ苔でおおわれた墓石の前に立つと、 曾良そのひとが そこに居るようにも思われた。」 河合曾良(かわ…

ハイゴケ(這苔)の育て方

ハイゴケ(這苔) 【ハイゴケの特徴】 ハイゴケ(這苔)は 黄緑か茶色みを帯びた色で 土手、岩、倒木の上などに 這うように広がります。 日当たりと湿度を好み 生長が早く丈夫な苔です。 美しい黄緑色のハイゴケですが 乾燥すると葉が茶色に変色し 立ち上が…

山苔(ヤマゴケ)の育て方

ホソバオキナゴケ(細葉翁苔) アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔) 【山苔とは】 山苔(ヤマゴケ)というのは 園芸店などで販売されるときの 名前で本当は ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)と アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔) のことです。 どちらもシラガゴケ科の…

モミジのタネをまいてみます

イロハモミジのタネ イロハモミジ(カエデ)を タネから育ててみます。 モミジのタネまきの適期は 春三月と九月下旬頃から 十一月までとされています。 九月の下旬になれば タネが茶色になっていなくても すでに熟しているのだそうです。 十月中旬を過ぎてタ…

苔が育つという高級じょうろ

じょうろ(如雨露)は園芸やガーデニングに 欠かせないアイテムのひとつなのですが 近くの園芸店ではなんと1種類!だけしか じょうろを置いていませんでした。 ネットでさがしてみると 凄いじょうろがありました。 東京都墨田区にある根岸産業が作っている …

山苔の育て方(2015年秋)

土の表面が乾いたらたっぷり というのが水やりの基本なのですが 実は 苔(コケ)にとっては良くありません。 苔は安定した環境を好むので 乾燥と過湿を繰りかえされると 適応できずに弱っていきます。 蒸れに弱い山苔にとっても 基本の水やりは良くありませ…

苔玉(こけだま)の育て方

苔玉(こけだま)を上手に育てるには ちょっとしたテクニックが必要です。 【一般的な苔玉の育て方】 まずは 一般的な苔玉の育て方です。 『苔玉と苔 小さな緑の栽培テクニック』では 苔玉のお手入れの基本として 水やり、肥料、置き場所をあげています。 水…

苔八は三周年!を迎えました

苔八 は三周年を迎えました。 いまでは 毎日300人から500人ほどの方々に サイトを見ていただいています。 月間では一万人をこえるようになりました。 皆さま、ありがとうございます。 このサイトを訪れた方に人気のページ トップ3を紹介します。 1位 苔玉(…

街道をゆく12・苔と蘚苔

『街道をゆく12』は十津川街道。 苔(コケ)と蘚苔(せんたい)が 一か所ずつ登場します。 まず苔の記述は 「五條・大塔村 下界への懸橋」より 吉野川の流域にある奈良県五條は 江戸幕府の代官所があった町で いまも江戸期の雰囲気が残るという。 司馬さんは…

園芸に最小限必要なアイテム

植物と植木鉢さえあれば たったひとつの鉢植えからでも 楽しめるのが園芸やガーデニング。 でも植物を育てるためには どうしても必要なアイテムがあります。 まず絶対に必要になるのが 植物に水やりするためのジョウロ。 (セフティー3 トタン製 散水ジョー…

苔むした風合いのモスポット

植木鉢には様々な種類があります。 ガーデニングでは鉢やプランターなどを コンテナ(容器)と呼びますが コンテナガーデニングで使われる 鉢のひとつにモスポットがあります。 モスポットとは 苔(モス)の鉢(ポット)なのでしょうが アンティーク調に苔む…

ガラス容器の中の苔(コケ)

趣味の園芸 先週(8月16日)の放送は 「テラリウム ガラス容器の植物園」。 暑い夏に室内で楽しむことができて おしゃれなインテリアにもなる おすすめのガーデニングがテラリウム。 テラリウムはガラス容器の中で 植物を育てることです。 terrarium(英語)…

植木鉢とコンテナ

園芸とは植物を育て愉しむこと だとすれば ガーデニングは庭作りを楽しむこと になるでしょうか。 ガーデニングにはもちろん 植物を育てる楽しみもあるでしょうが 庭やベランダや玄関先などを たくさんの植物や雑貨で 飾り付けるということが 大きな楽しみに…

街道をゆく11・羊歯と楓

『街道をゆく11』は肥前の諸街道です。 羊歯(シダ)と楓(カエデ)が登場します。 残念ながら今回は 苔(コケ)の記述はありませんでした。 まずはシダ。 「平戸 船首像」より オランダ商館あとを訪れた司馬さん一行。 その近くにあるオランダ井戸の記述に …

真夏のベランダの山苔は

真夏の山苔の鉢植え 真夏のベランダという 過酷な環境に置かれた 山苔の鉢植えの様子です。 なんとか変色することなく 緑色を保っていてくれますが ところどころ苔の先端に 小さな白い粒がついていて 傷みつつあるのがわかります。 残念ながら苔の美しさや瑞…

フウラン(風蘭)と苔とシダ

風蘭(フウラン)の白い花 フウラン(風蘭)の花が いつのまにか咲いていました。 真っ白でちょっといい香りがします。 近くの園芸店で鉢植えを買ってから 三年目にして初めてです。 これまで一度も植え替えもせず 水だけあげていただけなので 一週間ほど前…

オモトだって苔玉あしらいに

江戸時代から現代まで愛好されてきた 伝統的な観葉植物のオモト(万年青)は めでたい植物だといわれています。 徳川家康が江戸城に入城するとき 三鉢の斑入りオモトを三河から携えてきて 床の間に飾ったのがはじまりだとか。 今日でも新築などのお祝いに オ…

やっぱり、気軽なのは鉢植え

プテリス・ロウエリー(シダ)の鉢植え 気軽に緑や園芸を愉しみたいので やっぱり鉢植えにします。 未熟な園芸家の私は 盆栽家ではないので ミニ盆栽も、苔盆栽も 盆栽というのはやめにします。 鉢植えと盆栽の違いは何か? なんていうことを考えていると ぜ…

街道をゆく10・苔と羊歯

『街道をゆく』シリーズの10冊目です。 『街道をゆく10』は 羽州街道(山形)と佐渡のみちです。 苔(コケ)とシダが登場します。 まずは苔。 「佐渡のみち あつくしの神」より 佐渡空港からタクシーに乗って 司馬さん一行が訪れたのは 森の中にある 熱串彦…

盆栽と鉢植えの違いは?

盆栽(ぼんさい)の歴史をひもとけば もしかしたら 「盆栽」と「鉢植え」の違いが はっきりわかるかもしれないと 『盆栽の誕生』という本を 読んでみました。 この本の著者である依田徹さんは ”どのような植物であれ、 単純に鉢の中で育てれば、 それは「鉢…

苔玉用の配合土がケト玉です

苔玉(こけだま)じゃなくてケト玉。 ケト玉というのは ケト土を主体とした配合土を すぐに使えるように 団子状に丸めて保存しておいたもので 苔玉や石付き盆栽などに使用します。 ところで ハリネズミの背中が山苔になっている まるでオブジェのような苔盆…

水やり三年、苔はり十年

「水やり三年」という言葉は 知っていましたが なんとそれに続くのは 「苔はり十年」 という言葉だったのです。 盆栽の世界では常識とされている 言葉なのだそうです。 「水やり三年」とは 簡単そうに見える水やりですが 植物が水を欲しがっているのかどうか…

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