モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

オモトだって苔玉あしらいに

江戸時代から現代まで愛好されてきた

伝統的な観葉植物のオモト(万年青)は

めでたい植物だといわれています。

 

徳川家康江戸城に入城するとき

三鉢の斑入りオモトを三河から携えてきて

床の間に飾ったのがはじまりだとか。

 

今日でも新築などのお祝いに

オモトを飾ったり、贈ったりするようです。

 

オモトなどの古典園芸植物は

ちょっと高価なイメージがあったのですが

最近は手頃なものもあるそうです。

 

日陰に強いオモトは和の観葉植物として

室内に飾って楽しむことができますが

オモトも苔玉(こけだま)に

仕立てることができるそうです。

 

オモトの園芸書によると

オモトの株と培養土を

なんとストッキング!の中に植え込み

丸く包んでしまいます。

 

そしてその周囲をまずミズゴケでつつみ

さらにその上にハイゴケなどの苔を

まきつければ苔玉のできあがりです。

 

ちなみに何もストッキングじゃなくても

同じような素材の水切り袋なんかでも

よろしいかと思います。

 

どんな植物でも苔玉にできるそうですが

古典園芸植物のオモトまで苔玉とは。

 

苔玉は、和風の緑の定番なんですね。

 

『オモト(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)』 著者:榊原 八朗

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