フウチソウ(風知草)に花が
フウチソウ(風知草)に
小さな紫の花が咲きました。
フウチソウは日本原産の多年草で
夏から秋にかけて花を咲かせます。
風になびく細い葉の姿が魅力で
花にはあまり観賞価値が無い
とされているフウチソウですが
つつましやかな花が葉とともに
風になびく姿には風情がありますね。
イネ科の植物なので
花の先端に芒(のぎ)があります。
(下の写真)紫の花の先端にある
とげ状の突起が芒ですね。
フウチソウは山野草として
鉢植えで愉しむことが多いですが
苔玉(こけだま)や根洗いにすれば
またいちだんと風情があります。
ちなみにフウチソウには
ウラハグサ(裏葉草)の別名もあります。
葉の付け根あたりで表と裏が入れかわって
表に見えているのは葉の裏側なんですね。
フウチソウの葉は
これから冬に向かって枯れてしまいますが
また春になれば新芽を出してくれます。
十月八日寒露をすぎて
朝晩は空気が冷たくなりましたが
このあたりの紅葉はまださきです。