モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔・コケ

ハイゴケの苔玉にコスギゴケが

苔玉(ハイゴケ、タマシダ) この苔玉(こけだま)も 苔(コケ)の部分を ガラス瓶の中に すっぽりと入れる 簡易テラリウムで 育てているものです。 今年(2014年)7月9日に 紹介した苔玉の写真でも ハイゴケ(這苔)はかなり 伸びてはいたのですが ハイゴケ…

植物界最強の脇役、苔(コケ)

植物男子ベランダーという番組に ようやく苔(コケ)が登場しました。 ストーリーとは直接関係のない ミニコーナー「愛しの草冠」で 「草かんむりに台と書いて苔(こけ)」 との紹介。 まずコケ植物については 「蘚苔類またはコケ類の植物 世界で約2万種が知…

ハイゴケは伸び過ぎにも注意

苔玉(ハイゴケ、プテリス・エバージェミエンシス) 今年(2014年)の夏は 気温も湿度も平年より高く 数字の上でも蒸し暑い夏 だったそうです。 ハイゴケ(這苔)も シダ植物のプテリスも 梅雨時から夏にかけて 気温と湿度の上昇とともに どんどん生長します…

史上最強の生物、ギンゴケ。

史上最強の生物は何でしょう? 「結論はギンゴケ。 同じ種が 低温で紫外線の強い高山や南極から 高温で乾燥する都市まで生育している 陸上植物はほかにはないだろう。」 『コケのふしぎ』(樋口正信)という本の 「史上最強コンビ-クマムシとギンゴケ-」 …

真夏に伸びるプテリスとハイゴケ

苔玉(ハイゴケ、プテリス・アルボリネアータ) 高温多湿の夏の時季に プテリスとハイゴケは どんどん生長します。 写真はハイゴケと プテリス・アルボリネアータ の苔玉(こけだま)です。 今年(2014年)の5月5日に 立夏の苔玉テラリウム で紹介してから …

苔(コケ)の味は

『コケはともだち』(藤井久子 監修・秋山弘之) という本に苔(コケ)の味が書いてあります。 コケ植物の研究者たちは 苔を食べてみてその味を 専門書などに書いているようですが この本の著者、藤井久子さんも 実際に三種類の苔を 生のまま食べて味見した…

クラーク苔という名の地衣類

札幌農学校のクラーク博士が 学生達との手稲山雪中登山で 新種を発見し 後に「クラーク苔」と名付けられた というエピソードがあります。 (紙芝居「さっぽろとクラーク博士」より) この「クラーク苔」ですが コケ植物ではなく地衣類のようです。 コケ植物…

隠岐諸島の苔(コケ)の森

苔(コケ)の森として有名なのは 青森県の奥入瀬渓流の流域 長野県の八ヶ岳白駒池周辺や 八ヶ岳の東に広がる八千穂高原 鹿児島県屋久島の白谷雲水峡や 小杉谷、花之江河湿地など 他にも奈良県の大台ヶ原など 何か所かありますが 島根県の隠岐諸島でも たくさ…

ハイゴケの育て方(2014年夏)

ハイゴケ(這苔) 【ハイゴケの特徴】 ハイゴケ(這苔)は 黄緑か茶色みを帯びた色で 土手、岩、倒木の上などに 這うように広がります。 日当たりと湿度を好み 生長が早く丈夫な苔です。 美しい黄緑色のハイゴケですが 乾燥すると葉が茶色に変色し 立ち上が…

ハイゴケは必ず這うとは限りません

ハイゴケのボトルテラリウム ハイゴケ(這苔)は その名のとおり 横の方へと這うように 伸びるのが普通です。 ただし 以前(2013年10月29日) ガラスを這いあがるハイゴケ で紹介したように せまい場所ではガラスに沿って 上の方向に這いあがる ということも…

苔玉は作り方より育て方

苔玉(ハイゴケ、プテリス) 苔玉(こけだま)の作り方 をまとめてはみました。 けれども つまるところ 苔玉というのは 植え込む植物の根鉢を 苔(コケ)でくるめば それで出来上がりです。 難しいことをする必要は まったくありません。 植物の根鉢は ほと…

苔テラリウムで生長を観察

苔テラリウム(ハイゴケ)7月12日 苔テラリウム(ハイゴケ)5月23日 苔玉を作ったあとの あまった用土から いつのまにか ハイゴケらしき苔が 生えていました。 さっそく まわりの用土ごと すくいとって ガラス瓶に入れて 蓋をしておきました。 苔テラリウム…

苔玉にする植物の根鉢は崩さない

苔玉(ハイゴケ、タマシダ) 苔玉(こけだま)の作り方は YouTubeでもいろいろと 紹介されていますね。 やっぱり動画だと 一目瞭然よくわかります。 でも作る人によって 作り方に違いがあって なかにはちょっと首をかしげる 内容のものもありました。 なかで…

信濃川源流には苔(コケ)

日本で一番長い川 信濃川(長野では千曲川)の源流は 甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)にあります。 甲州(山梨)、武蔵(埼玉)、信州(長野) の境にあることから甲武信ヶ岳と 名付けられたといわれる 奥秩父の山(標高2475m)です。 NHKのにっぽん百名山という…

苔ボールこれでも苔玉キットです

苔ボール(ハイゴケ) 苔玉(こけだま)を 自分で作ってみたい。 そんな方のために 苔玉の素材をそろえた 苔玉キットがあります。 多くの苔玉キットは 苔(コケ)と用土と 糸などのセットになっていて 苔はハイゴケのパック詰め 用土はビニール袋入り 作り方…

苔玉はケト土なしで作れます

苔玉(ハイゴケ、プテリス・アルボリネアータ) 苔玉(こけだま)の作り方の解説は ネット上でもたくさんみつかります。 そのほとんどの解説が ケト土(園芸用語集)を使った 苔玉の作り方(園芸リンク集) になっています。 ケト土を使用すると苔玉の形を作…

赤玉土、ふるいにかけて水はけよし

苔玉(ハイゴケ、プテリス・エバージョミエンシス) 苔玉(こけだま)を作るにしても ミニ盆栽や苔盆栽を作るにしても まずは用土が必要です。 そして園芸の用土といえば 赤玉土(あかだまつち)が基本。 赤玉土は園芸店や最近では100円ショップでも 入手…

シダの苔玉は二年目にどうなる

苔玉(ハイゴケ、プテリス) シダ植物の苔玉(こけだま)は 二年目にはどうなっているのか? 写真はシダの仲間の プテリス・アルボリネアータと ハイゴケ(這苔)の苔玉です。 この苔玉は昨年(2013年)の8月20日に 投稿した「プテリスの仕立て直し。苔玉瓶-…

瑞々しい緑の苔とシダ。苔玉-222

苔玉(ハイゴケ、プテリス) 今は二十四節気の八番目 小満(しょうまん)です。 万物が成長して草木枝葉繁る頃。 秋に蒔いた麦の穂が実り始め ほっとひと安心(少し満足)する と言う意味のようです。 日を追うごとに気温もあがり 新緑が万緑に移り変わる時…

ヤマモミジにはギンゴケ

ヤマモミジとギンゴケ 今日は爽やかに晴れています。 立夏も末候(第二十一候) 「竹笋生(たけのこ しょうず)」 筍が生えてくる頃になりました。 孟宗竹の筍の時季は 三月から四月ですから ここでいう筍は五月から六月が旬の 日本原産ともいわれる真竹です…

「うさぎ苔」という食虫植物

うさぎ苔 「うさぎ苔」という植物を 近所の園芸店でみつけました。 白い花をつけていたので コケ植物でないのは すぐにわかりましたが 下にある葉?のあたりは 苔のようにも見えます。 wikipediaによると ウサギゴケは、 「タヌキモ属の小型の多年性食虫植物…

苔玉をガラスの中で育てる

苔玉テラリウム(ハイゴケとプテリス) 苔玉(こけだま)は 陶器の皿などに載せて 飾るのが一般的 なのですが きれいな緑の苔を 緑のまま長く愉しむには 置き場所や水やりなど 苔玉の管理というか育て方に ある程度の経験とコツが必要です。 苔玉は作るのは…

立夏の苔玉テラリウム

苔玉テラリウム(プテリス) 今日は立夏(りっか) 暦の上では夏に入りました。 爽快な夏の気が立ち始め 新緑が青々と萌え 徐々に夏めいてくる頃。 なのですが 今日はあいにくの雨空です。 でも雨に濡れた新緑も そして 苔(コケ)やシダ植物も 瑞々しくきれ…

シダが美しい季節の苔玉

苔玉(ハイゴケとプテリス) 今日は穀雨(こくう) 二十四節気の六番目 もう晩春ですね。 穀雨とは 春の雨が田畑を潤し 百穀の生長を助ける という意味ですが 春の雨は穀物だけでなく もちろん草花も潤し育ててくれます。 これからひと雨ごとに緑が深さを増…

しっとりとしたシダの苔玉を

苔玉(ハイゴケ、プテリス) 清明も末候(第十五候) 「虹始見(にじ はじめてあらわる)」 春雷の雨の後に虹が架かる頃です。 虹は太陽の光が空気中の 水滴に反射して見えるので 水滴の粒が大きいほど 色鮮やかに見えるそうですが 春の虹は淡くすぐに消えて…

苔玉の作り方(用意するもの)

苔玉(ハイゴケ、プテリス) 苔玉(こけだま)の作り方は 意外に簡単です。 苔玉を作ってみたい方の 参考になるように 用意するものをまとめてみます。 ハイゴケとプテリス(シダ植物)などの 観葉植物を使った小さめな苔玉を 作るために用意するものです。 …

苔(コケ)の蒴(さく)が花のよう

苔(コケ)の蒴(さく) 清明の初候(第十三候)は 「玄鳥至(つばめ きたる)」 燕(玄鳥)が南から飛来する頃です。 苔(コケ)の蒴柄(さくへい)が伸びて 蒴(さく)がたくさん膨らんでいます。 まっすぐに上に伸びた 葉のない茎のようなものが蒴柄で 蒴…

苔玉の苔(コケ)を巻く

苔玉(ハイゴケとシノブ) 四月に入り桜も満開です。 春分も末候の第十二候 「雷乃発声(かみなり すなわち こえをはっす)」 遠くで雷が鳴る頃になりました。 苔玉(こけだま)の作り方 今回はいよいよ苔(コケ)を 根鉢に巻きつける方法です。 苔玉作りの…

苔玉の苔はハイゴケ(這苔)

ハイゴケ(這苔) 今日は彼岸の入りで 杜日(しゃにち)でもあります。 杜日とは雑節のひとつで 春分、秋分にもっとも近い 戊(つちのえ)の日で 土地と土の神を祀り祝う日 とされてきました。 春は春杜(しゅんしゃ)ともいい 穀物の生育と豊作を祈り 秋は…

苔(コケ)は雪に守られます

第二候は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」 ウグイスが山里で鳴き始める時季です。 ウグイス は「春告鳥」とも呼ばれ 「ホーホケキョ」という鳴き声で 春の訪れを知らせてくれるのですが 今年の初音はいつごろになるでしょう。 ここ千葉県北西部は 二月八日の記…

©2012-2020 苔八(koke8)