ハイゴケの育て方(2014年夏)
【ハイゴケの特徴】
ハイゴケ(這苔)は
黄緑か茶色みを帯びた色で
土手、岩、倒木の上などに
這うように広がります。
日当たりと湿度を好み
生長が早く丈夫な苔です。
美しい黄緑色のハイゴケですが
乾燥すると葉が茶色に変色し
立ち上がったようになります。
ハイゴケは苔玉の材料として
もっともよく使われています。
また
苔庭、苔盆栽、テラリウムなどにも
よく利用される人気のある苔です。
ただしハイゴケは
土の上に軽く載っているだけなので
簡単にはがれてしまうのが難点です。
【ハイゴケの育て方】
ハイゴケをきれいな黄緑色のままで
育てるには日当たりと湿度がポイントです。
ハイゴケが乾燥すると
葉の先端から茶褐色に変色して
立ち上がってくるのですぐにわかります。
置き場所:
ハイゴケは基本的に日当たりを好みます。
ただし
日当たりが良すぎても乾燥してしまうので
木漏れ日があたる半日陰がよさそうです。
また強い風があたる場所は
やはり乾燥がすすむので避けてください。
水やり:
ハイゴケは湿度を好みます。
毎日でも水やりや霧吹きなど
とにかく乾燥しないようにします。
過湿ぎみでも大丈夫なので
できるだけ空中湿度を保ってください。
用土:
用土はなくてもハイゴケは育ちます。
栄養のない素材の用土であれば
大丈夫だと思います。
肥料:
ハイゴケに肥料は必要ありません。
肥料は苔にとっては有害なので
ハイゴケには与えないで下さい。
ハイゴケは湿度を保ったうえで
適度に日にあててあげれば
瑞々しい黄緑色のままで
どんどん生長してくれますよ。
ハイゴケの苔玉の育て方なら
ボールやシリンダの形をした
ガラス容器などに
苔玉をすっぽりと入れた
苔玉の半テラリウムが
おすすめです。
このページは
ハイゴケの育て方(お世話) ハイゴケの育て方(お世話)その2
の内容を改めたものです。
なおこの投稿以降に書き改められる
最新の解説については
ハイゴケの育て方をご覧ください。
今は大暑の初候(第三十四候)
「桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ)」
桐が実をつけ始める頃。
梅雨が明けて
厳しい暑さになりました。