モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉の苔(コケ)を巻く

苔玉(ハイゴケとシノブ)

苔玉(ハイゴケとシノブ)

212-140325b

四月に入り桜も満開です。

春分も末候の第十二候

「雷乃発声(かみなり すなわち こえをはっす)」

遠くで雷が鳴る頃になりました。

 

苔玉(こけだま)の作り方

今回はいよいよ苔(コケ)を

根鉢に巻きつける方法です。

 

苔玉作りの解説書では

「苔が重ならないよう全体に巻く」

だとか

「根鉢全体をハイゴケで包む」

などと

わりとあっさり説明されています。

しかし

実際に苔玉を作ってみると

ここが一番難しいかもしれません。

 

苔を根鉢や球状の用土に巻いて

その苔を糸で巻きつけるのですが

苔が重なったり

バラバラになったりして

うまく包めないこともあります。

 

苔玉と苔~小さな緑の栽培テクニック (別冊NHK趣味の園芸)』では

ポリ袋を切ってシート状に広げ

その上にハイゴケを裏返しに置いて

ポリ袋ごと根鉢を覆うという方法

が紹介されています。

 

なんとか巻きつけた苔は

全体を糸で巻きつけます。

これもちょっと何度かやってみないと

うまく巻けないかもしれませんね。

 

私はまず横に3回ほどまいてから

植え込んである植物を挟んで

縦にたすきがけするように

糸を巻いていきます。

 

苔がはがれたり崩れたりしないように

全体にまんべんなく糸をまきます。

 

糸の巻き方があまいと

苔がはがれやすくなりますし

ぐるぐるに巻きすぎると

苔がぴったりとくっついて

固い印象の苔玉になってしまいます。

 

私はできるだけハイゴケが

ふわったした印象になるように

糸は少なめに巻くようにしています。

 

いづれにしても何度かやってみて

慣れるしかないのかもしれません。

 

苔に糸を巻き終わったら

糸の端はピンセットなどで

苔玉の中に埋め込みます。

 

あとは苔を巻いた苔玉全体を

バケツなどで水あらいしてから

数分間吸水させて完成です。

 

次回、苔玉の作り方は

準備するものと、まとめの予定です。

 

あわせて苔玉の作り方もご覧ください。

 

天気は下り坂

花散らしの雨となりそうです。

 

苔玉-212

ハイゴケと西洋シノブ(ダバリア)

苔玉の直径:約8cm

全体の高さ:約12cm

 

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