モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉は作り方より育て方

苔玉(ハイゴケ、プテリス)

苔玉(ハイゴケ、プテリス)

苔玉(こけだま)の作り方

をまとめてはみました。

 

けれども

つまるところ

苔玉というのは

植え込む植物の根鉢を

苔(コケ)でくるめば

それで出来上がりです。

 

難しいことをする必要は

まったくありません。

 

植物の根鉢は

ほとんど崩さなくていいんです。

苔玉用の用土に替える

必要もありません。

 

初めて苔玉を作るときは

できるだけシンプルな方法を

おすすめします。

参考 苔玉(こけだま)の作り方

 

苔玉を作った後に

植え込んだ植物が弱ったり

枯れてしまったりするのは

根鉢を崩したときに

大切な根を傷つけていたり

苔玉用の用土がその植物に

あわなかったのかも。

 

根鉢をほとんど崩さず

根のまわりの土を

かえなければ

植え込む植物に

ダメージを与える

心配はありません。

 

また

苔玉に巻いた緑の苔が

しばらくすると

茶色に変色してしまうのは

ほとんどの場合

苔玉の作り方が悪いのではなく

苔玉の育て方の問題です。

 

苔玉を上手に育てるには

水やりがポイントなのですが

ちょっとしたテクニックが必要です。

 

一般的には水切れしないように

毎朝

腰水という方法で水やりします。

そして夏場には

朝晩の水やりが必要なんです。

さらに

苔玉が軽くなるほど

乾燥しているときには

ドブ漬けといって

水を入れたバケツなどに

苔玉を沈めて

数分間吸水させる

ということも必要です。

 

はっきり言って

かなり手間がかかります。

 

ベランダで育てる場合には

それでも苔が茶色に変色して

しまうことが多いかもしれません。

 

もっと簡単に緑の苔のままで

しかも室内に飾りながら

苔玉を育てることができる

いい方法があります。

 

苔玉テラリムという方法です。

いくつかの条件がありますが

ぜひ一度ためしてみてください。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

苔玉(こけだま)の育て方

 

写真は二年目の苔玉です。

去年(2013年)の8月9日に

紹介(苔玉瓶-139)してから

もう1年近くになります。

 

もちろん今も

ガラス瓶の中に入れて

テラリウムで育てています。

ハイゴケが伸びて

すこし手狭になりました。

 

プテリスの葉はすべて

今年になって伸びたものです。

全体に小ぶりになりましたが

写真右上の方には

渦巻き状の新芽もあります。

 

ハイゴケもきれいな緑色です。

 

これからどんどん暑くなりますが

ハイゴケとプテリスの組み合わせなら

真夏でも元気に生長して

瑞々しい緑をみせてくれますよ。

 

苔玉-139

ハイゴケ(這苔)

プテリス・エバージェミエンシス

苔玉の直径:約6.5cm~約7cm

苔玉の高さ:約11cm

 

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