モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

2014-01-01から1年間の記事一覧

苔(コケ)の蒴(さく)が花のよう

苔(コケ)の蒴(さく) 清明の初候(第十三候)は 「玄鳥至(つばめ きたる)」 燕(玄鳥)が南から飛来する頃です。 苔(コケ)の蒴柄(さくへい)が伸びて 蒴(さく)がたくさん膨らんでいます。 まっすぐに上に伸びた 葉のない茎のようなものが蒴柄で 蒴…

ヤマモミジの芽摘み(四月)

ヤマモミジの新梢(苔盆栽) ギンゴケの蒴(さく) 今日は清明(せいめい) 二十四節気の五番目です。 桜花爛漫。清浄明潔。 天地万物が清らかで 生き生きとする頃です。 モミジ(ヤマモミジ)は 四月になると本格的な 生育の時季に入ります。 私のヤマモミ…

苔玉の苔(コケ)を巻く

苔玉(ハイゴケとシノブ) 四月に入り桜も満開です。 春分も末候の第十二候 「雷乃発声(かみなり すなわち こえをはっす)」 遠くで雷が鳴る頃になりました。 苔玉(こけだま)の作り方 今回はいよいよ苔(コケ)を 根鉢に巻きつける方法です。 苔玉作りの…

苔玉の大きさと形

苔玉(こけだま)と苔ボー 昨日三月二十五日 東京の桜の開花宣言がありました。 平年より一日早く 統計史上最も早かった昨年よりは 九日遅いそうです。 「桜始開(さくら はじめてひらく)」 まさに桜が咲き始める時季 第十一候(春分の次候)になりました。…

苔玉(こけだま)の用土

苔玉の用土 春分(しゅんぶん)の日も過ぎて 明日は彼岸の明けです。 春分は二十四節気の四番目 太陽が真東から昇り 真西に沈むので 昼と夜の長さが同じになります。 これからは徐々に 昼の長さが長くなっていきます。 七十二候では第十候(春分の初候) 「…

苔玉の苔はハイゴケ(這苔)

ハイゴケ(這苔) 今日は彼岸の入りで 杜日(しゃにち)でもあります。 杜日とは雑節のひとつで 春分、秋分にもっとも近い 戊(つちのえ)の日で 土地と土の神を祀り祝う日 とされてきました。 春は春杜(しゅんしゃ)ともいい 穀物の生育と豊作を祈り 秋は…

ヤマモミジの三月の作業

ヤマモミジの新芽(苔盆栽) 今は第八候(啓蟄の次候) 「桃始笑(もも はじめてわらう)」 桃の蕾がほころび 花が咲き始める頃です。 顔がほころぶといえば笑うこと 蕾がほころび花が咲くことを 笑うというのもわかります。 桃の開花はまだもうすこし先にな…

シダの葉を切る時季は

暦の上では今日は啓蟄(けいちつ) 二十四節気の三節気。 七十二候では第七候(啓蟄 初候) 「蟄虫啓戸(ちっちゅう こをひらく)」 になります。 どちらも意味は同じで 春の暖かさにさそわれて 土の中で冬ごもりしていた虫たちが 穴から這いだして動き始め…

コケ・シダ・モミジの苔八

三月三日は雛祭り 桃の節句ともいわれますが 桃の花が咲くのはもう少し遅くて 三月下旬から四月中旬頃で 旧暦の三月三日の頃と一致します。 旧暦の昔の雛祭りは もっと暖かい時季の行事だったのですね。 今は第六候(雨水 末候) 「草木萠動(そうもく ほう…

シダの苔玉は素朴な緑

昨日は良く晴れて春のポカポカ陽気でした。 今日は曇り空で今にも雨が降りだしそうですが 気温が高く風もないので寒さは感じません。 七十二候では 第四候(雨水 初候) 「土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)」 しっとりとした春の雨が大地を潤し始め …

苔玉の補修や苔の準備

今日二月十九日は二節気の雨水(うすい) 降る雪が雨にかわり 積もった雪や氷が解け始めて 水はぬるみ春の気配に 草木が発芽しはじめる時季です。 雨水は昔から農耕の準備を始める 目安とされてきました。 苔玉(こけだま)や苔盆栽などの苔園芸も そろそろ…

ヤマモミジの二月の作業は

苔盆栽(ヤマモミジ) 二週連続での 記録的な大雪となりました。 ここ千葉県北西部では 二月十四日金曜日の夜は まるで北国のように吹雪いて 雪がどんどん積もっていきました。 翌朝には雨になっていて 気温も上昇したため 昨夜積もった雪はほとんどが消えて…

苔(コケ)は雪に守られます

第二候は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」 ウグイスが山里で鳴き始める時季です。 ウグイス は「春告鳥」とも呼ばれ 「ホーホケキョ」という鳴き声で 春の訪れを知らせてくれるのですが 今年の初音はいつごろになるでしょう。 ここ千葉県北西部は 二月八日の記…

スナゴケ(砂苔)がいつのまにか

スナゴケ(風蘭の鉢の中) 七十二候の第一候は 「東風解凍 (とうふう こおりをとく)」 東から暖かい春風が吹いて 氷が解け始めるころです。 立春からの厳しい寒さが 今日も続いていますが 予報ではまだ真冬の寒さが続き 明日にはまた雪が降りそうです。 氷…

苔八のカテゴリ(2014年)

今日は立春(りっしゅん) 二十四節気の一節気です。 暦の上で春が始まる日、新春ですが 今日は真冬の寒さで雪になるとの予報 まだまだ寒さの厳しい日が続きます。 でもこの寒さが極まったこの時季こそ 暖かい春の始まりなのだと 古くから考えられてきたよう…

屈斜路湖の冬の苔とマリゴケ

今日は節分(せつぶん)です。 二十四節気が一巡した大寒の末日 暦(こよみ)の始まりとなる立春の前日。 豆まきをしたり 柊(ひいらぎ)の枝にイワシの頭を刺して 玄関にかざすなど 旧暦の大晦日としての行事が行われます。 もともと節分は 二十四節気の季…

苔玉の育て方(2013年)

苔玉(こけだま)の育て方(お世話) 一般的な苔玉の育て方(お世話の方法)と苔玉瓶(苔テラリウム)での育て方 「苔はち」では苔玉の苔(コケ)には、 ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)とハイゴケ(這苔)を使っています。 苔玉に植える観葉植物は、プミラ、…

山苔の育て方(2013年)

山苔の育て方(お世話) 山苔(ホソバオキナゴケ、アラハシラガゴケ)は、 半日陰(朝日だけ当たる、木漏れ日があたる)を好みます。 比較的乾燥や寒さに強く、蒸れには弱いという性質です。 ただし、みずみずしい緑を楽しむには 空気中の適度な湿気が必要で…

苔(コケ)とは

苔(コケ)と呼ばれるものは 主にコケ植物と地衣類ですが その他にも シダ植物や藻類などの中に 苔と名のつくものはあります。 地面や岩や樹木の幹などに 張りつくようにして生長する 小さな緑の植物などを 苔(コケ)と言うようです。 まず コケ植物(また…

苔(コケ)の鉢とは

苔(コケ)の鉢は 一般に苔盆栽とか苔鉢とよばれる 苔(コケ)が主役の鉢植えです。 苔玉についで最近愛好者が増えている苔園芸です。 『苔園芸コツのコツ―苔玉・苔鉢盆栽・苔盆景・木付け・石付け・テラリウム・苔庭』では 苔鉢、苔盆栽、苔盆景として紹介…

冬は苔玉・苔盆栽の作り方や育て方を

今は二十四節気最後の大寒(だいかん) 第七十候 款冬華(ふきのはなさく)です。 款冬(かんとう)とは 冬の氷を破るという意味で蕗(ふき)のこと 款冬花(かんとうか)は蕗の薹(フキノトウ)です。 寒さが一年で最も厳しいこの時季に 雪の中から蕗の薹が…

北八ヶ岳の苔とコケガール?

にっぽん百名山という番組の 「蓼科山」を録画でみていたところ めずらしい苔やコケガール?が紹介されていました。 蓼科山(2530m)は八ヶ岳連峰の北端にそびえる火山。 円錐形の美しい山容から諏訪富士とも呼ばれます。 北八ヶ岳の森は日本有数の苔地帯だ…

ヤマモミジの植え替え-102.1

ヤマモミジのミニ盆栽植え替え後(2014.1.13) ヤマモミジのミニ盆栽植え替え前(2013.3.20) 一月は、モミジ(カエデ)の 植え替えの適期です。 ヤマモミジのミニ盆栽の ひとつを植え替えました。 通気性が良いといわれる 水昇岩という人工溶岩の鉢を 試し…

ヤマモミジの育て方(冬)

ヤマモミジの苔盆栽と苔玉(冬) モミジ(カエデ)は 春の芽吹き 初夏の新緑 秋の紅葉 そして冬枯れと 季節の移り変わりを感じながら 一年を通して楽しむことができる 人気のある樹木です。 モミジの園芸品種ヤマモミジを 鉢植えのミニ盆栽や苔玉として 育て…

今年は少し大きめの苔玉と苔盆栽を

二十二節気の冬至(とうじ)を過ぎ クリスマスから大晦日まで 慌ただしく年末を過ごしたかと思えば 新年を迎えて正月三が日もあっという間で もう二十三節気の小寒(しょうかん)です。 一年で最も昼が短く夜が長くなる冬至は 一陽来復(いちようらいふく)…

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