モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

山苔の育て方(2013年)

山苔の育て方お世話

山苔(ホソバオキナゴケ、アラハシラガゴケ)は、

半日陰(朝日だけ当たる、木漏れ日があたる)を好みます。

比較的乾燥や寒さに強く、蒸れには弱いという性質です。

ただし、みずみずしい緑を楽しむには

空気中の適度な湿気が必要です。

また、寒い冬は休眠してしまいますので

室内に置くなど防寒する必要もあります。

【置き場所】

レースのカーテン越しの窓辺など明るい日陰に置いて下さい。

直射日光は当たらないようにして下さい。

エアコンの風が直接当たらない場所に置いて下さい。

苔鉢、苔瓶(テラリウム)、苔玉などのお世話のしかた

苔のお世話

苔のお世話 苔鉢(陶器鉢)

苔鉢や苔玉など蓋がないものは、

エアコンを使用する季節や、

室内が乾燥している場合は、

鉢ごとコレクションボックス(プラスチックケース)などに

入れることをおすすめします。

苔瓶(ボトルテラリウム)では

蓋をしめておいてください。

週に1回~2回は、

ベランダなど外に出し、ある程度風通しがよい場所に置いて下さい。

ケースに入れたままや瓶の蓋をしたままにすると

カビが生えてしまうことがあります。

朝日や木漏れ日など弱い日光に数時間当てると良いです。

直射日光や西日には当たらない明るい日陰に置いても良いです。

地面やコンクリート上に直接置かないで棚などの上に置いて下さい。

また、強い風やエアコンの室外機からの風に当たらないようにして下さい。

冬は、冷たい空っ風に当てると苔が傷みますから

風の弱い温かい日を選んで出してください。

【水やり】

苔が乾燥しないように、朝か夕方に霧吹きで苔に水をかけて下さい。

霧吹きで数回水をかけて苔の葉に朝露がついたようになればOKです。

日中の水やりは蒸れをおこすことがありますので避けて下さい。

コレクションボックスに入れた苔鉢や苔瓶(ボトルテラリウム)は

週に何度か(1回~2回)、外に出したときの朝か夕方に

霧吹きで苔に水をかけて下さい。

苔の葉が乾燥していてくすんだように見えても

霧吹きで水をかけるとすぐに緑色(うぐいす色)になってきます。

 

苔鉢と苔瓶のお世話

苔鉢(ガラス鉢)と苔瓶のお世話

ガラス鉢やガラス瓶の場合は

ハイドロカルチャー風に

ハイドロボール主体の用土に

植えつけてありますので

鉢底のハイドロボールが

1mm~2mmほど濡れているように

水をあげてください。

鉢底の水がなくなったら、霧吹きで葉水をしながら水をあげてください。

お世話(苔玉)

苔玉のお世話

苔玉の場合は、

受け皿に水を入れて

苔玉に水をしみこませる

腰水という方法で水をやります。

毎朝、半日でなくなるほどの

水を入れてあげます。

昼過ぎになっても受け皿に

まだ水が残っていたら

その水はすてるようにします。

【苔の変色について】

シラガゴケ科の山苔(細葉白髪苔、粗葉白髪苔とも)は

乾燥すると葉が白っぽくなることから

その名前がついたようです。

ただし、蒸れて白く変色することもあります。

水のやりすぎや日光不足により黒ずむこともあります。

山苔は、環境や季節の変化により変色します。

白、茶褐色、黒ずんだ緑などになることがありますが、

数週間かけて少しずつ変色したときは、

次の春や秋の成長期に

またきれいな緑やうぐいす色に戻ります。

ただし、蒸れにより短時間で変色した場合は

もとに戻らないようです。

山苔の色(変色について)もご覧ください。

【その他】

肥料は一切必要ありません。

肥料を与えると枯れてしまいます。

 

※あわせて以下のページもご覧ください。

山苔の育て方(お世話、お手入れ)基本

山苔の育て方(お世話)早春

山苔の育て方(お世話)春

山苔の育て方(お世話)梅雨

山苔の育て方(お世話)夏

山苔の育て方(お世話)秋

山苔の育て方(お世話)冬

山苔の育て方

 

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