モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

シダの苔玉は素朴な緑

昨日は良く晴れて春のポカポカ陽気でした。

 

今日は曇り空で今にも雨が降りだしそうですが

気温が高く風もないので寒さは感じません。

 

七十二候では

第四候(雨水 初候)

「土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)」

しっとりとした春の雨が大地を潤し始め

大地が湿り気を含みだす頃を過ぎ

 

第五候(雨水 次候)

「霞始靆(かすみ はじめて たなびく)」

山々に春の霞がたなびく時季になっています。

 

春霞(はるがすみ)とは

大気中に細かな水滴が浮かんでいて

遠くがかすんでぼんやりと見えること

 

なのですが、昨日は全国各地で

PM2.5といわれる微小粒子状物質が観測され

山もビルもかすんでしまいました。

 

健康に害があるそうなので

現代の春霞は情緒がないどころか

危険なものとなってしまいました。

 

さらには

そろそろ本格的に花粉が飛びはじめます。

アレルギーのある方にとっては

目もかすむつらい季節になりますね。

 

せめて春の緑を愉しみたいところです。

 

素朴な緑なら

ハイゴケとシダの苔玉がおすすめです。

 

私はシンプルなプテリス(イノモトソウ)と

ハイゴケや山苔の苔玉が気に入ってます。

 

シダについて調べるのに

図鑑はあるのですが

シダの育て方などの園芸書は少ないようです。

 

ネットなら『みんなの趣味の園芸』に

プテリスやアジアンタム、タマシダなどの

特徴や育て方の情報が載っています。

 

私の手元にある園芸書は

『シダを楽しむ―増補版―

人気の日本種・海外種200余種といろいろな育て方・楽しみ方』

(別冊趣味の山野草)の一冊だけです。

 

シダの基礎知識、栽培の基礎、始めての栽培

そしてシダ図鑑と充実した内容の本なので

いまのところはこれ一冊で十分です。

 

二月(如月)も明日で終わり

ようやく三月(弥生)ですね。

 

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