モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉(こけだま)の用土

苔玉の用土

苔玉の用土

春分(しゅんぶん)の日も過ぎて

明日は彼岸の明けです。

 

春分二十四節気の四番目

太陽が真東から昇り

真西に沈むので

昼と夜の長さが同じになります。

これからは徐々に

昼の長さが長くなっていきます。

 

七十二候では第十候(春分の初候)

「雀始巣(すずめ はじめてすくう)」

雀が巣を作り始める時季になりました。

 

今日は苔玉(こけだま)の用土についてです。

 

もっとも簡単な苔玉を作るのなら

根鉢に苔をまきつけるだけなので

用土はなくても作ることはできます。

 

でも、すこし大きめの苔玉

本格的に作るのであれば

やはり苔玉の用土が必要となります。

 

苔玉の用土については

園芸書によって解説は様々ですが

ケト土を使うかどうかがポイントです。

 

結論から言うと

「苔はち」ではケト土は使いません。

 

たしかにケト土を使えば

苔玉の形を作りやすくなります。

しかしながら

実際にやってみるとわかることですが

ケト土で手がすごくまっくろになって

爪の間に入るとなかなかとれません。

手袋をしてもちょっと扱いにくいですね。

それと、湿っている状態ではやわらかですが

乾燥するとかちかちにかたまる特徴があります。

 

「苔はち」では

ピートモスを主体にした用土を使います。

ピートモス(写真右上)と

赤玉土小粒(写真左上)

桐生砂(写真左下)や

富士砂(写真右下)などをブレンドして作ります。

 

苔玉と苔~小さな緑の栽培テクニック (別冊NHK趣味の園芸)』では

ピートモス単品、または赤玉土小粒か

極小粒を3割程度ブレンドして水をくわえる。」

と解説されていますが

用土の割合については

いろいろと試してみるとよいでしょう。

 

あわせて苔玉の作り方もご覧ください。

 

ようやく穏やかですごしやすい季節になりました。

桜が咲くのも、もうすぐですね。

 

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