苔玉(こけだま)とは
苔玉(こけだま)とは
植物の根を用土で
玉(球)状になるように包み
その用土の表面に
苔(コケ)を張りつけたもの。
丸くてかわいらしいかたちと
苔が持つ独特の質感で
緑のインテリアとして
とても人気のある苔玉。
またミニ盆栽のひとつとして
自分で作る苔園芸としても
苔玉は人気があります。
もともとは盆栽の根洗い
という手法を応用したもの
といわれていますが
特に決まった型はなく
実に様々なタイプの苔玉があります。
苔玉に植え込む植物は
モミジ、松、梅などの樹木
シダ、山野草、草花などの草もの
観葉植物、多肉植物、なんと野菜まで
どんな植物でも
苔玉に仕立てることができます。
モミジなどの樹木の苔玉なら
ミニ盆栽や鉢植えのひとつとして
草ものや観葉植物なら
インテリアとして
自分の趣味にあわせて
選ぶことができる苔玉。
夏は涼しげなシダなどの草もの
秋はモミジやハゼの紅葉などと
四季を通じて
愉しめるのも人気の理由です。
苔玉に使われる苔の種類は
ハイゴケ(這苔)や
ホソバオキナゴケなどの
山苔(ヤマゴケ)が一般的ですが
その他の種類の苔を
使うこともあります。
苔玉は陶器の皿や
水盤などに載せて
飾ることが一般的です。
皿に小石を敷いて
その上に
苔玉を載せることも多いです。
また皿に載せずに吊り下げたり
ガラス容器などに入れる
テラリウムという方法など
飾り方もいろいろあります。
さらに苔玉の作り方も
ひとつではありません。
苔玉の用土の材料や
ブレンド割合など
解説書によって様々です。
植物よって育て方に
違いがあるのは当然です。
苔玉は植え込む植物と
苔の種類
それから飾り方によって
作り方や育て方が
違ってくるということです。
まずは園芸店などで
気に入った苔玉をみつけたら
ぜひ、ひとつ飾って
育ててみてください。
愉しめると思いますよ。