ちょっと気難しい山苔の鉢植え-89
山苔はちょっと気難しい。
その一例がこちらの写真です。
この苔盆景風の苔鉢(山苔)は
前回(2012年12月25日)
紹介してから
7か月経過したものです。
白い陶器楕円鉢に
植え付けてある三つの山苔
アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔)は
この春から梅雨の生長期に
少し葉を伸ばしましたが
それぞれ苔の状態が違っています。
左の山苔はとても元気で良い状態です。
きれいな緑色で葉もだいぶ生長しました。
まんなかの山苔はまずまずの状態ですが
ところどころ微妙に変色があります。
そして右側の山苔は見てのとおり
塊の裾のあたりの状態はよいのですが
上の部分のほとんどが蒸れのためか
よごれた白っぽい色に変色しています。
一つの鉢、同じ環境の中で育てたのに
なぜかこんなに違いが出てしまいます。
一つの苔の塊の中でさえも
状態のよい部分と
変色した部分にわかれてしまいます。
同じ鉢に植えられていても
その位置の違いによって
微妙に環境にも違いがあったり
苔の生長による厚みの違いで
蒸れやすさにも違いがあるようです。
気難しいというか
ほんとにデリケートで
お世話が難しい陶器鉢の苔鉢ですが
いいものが出来たらまた紹介します。