モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

山苔はちょっと手間がかかります。苔鉢-178

苔鉢(アラハシラガゴケ)

苔鉢(アラハシラガゴケ)

この山苔(アラハシラガゴケ)は

この夏の猛暑をなんとかよい状態で

のりこえました。

葉の傷みも変色もありません。

 

山苔はデリケートな苔です。

環境があわないと変色したり

葉先が傷んでブツブツができたりして

うぐいす色の美しさが失われてしまいます。

 

特に真夏は高温と多湿による蒸れで

苔がダメになってしまうことも少なくありません。

 

みずみしい山苔の緑を愉しむには

とにかく手間をかけてお世話をすることです。

 

山苔の苔鉢は

できるだけ変化のない一定の環境に置きます。

そして水やりにも気を使います。

もちろん乾燥させてはいけないのですが

かといって過湿もよくありません。

 

毎日、山苔の様子を観察しながら

山苔と鉢全体に霧吹きで水をかけてください。

 

山苔は乾燥すると緑がうすくなってきて

白っぽくなってきます。

ただし、急激に蒸れた場合も

白く(黒ずんだ白に)変色することがあります。

 

逆に過湿が続くと緑が濃くなっていきます。

黒いような濃い緑になります。

蒸れて茶色に変色することもあります。

 

ちょっとお世話の手間はかかるのですが

手間をかけた分だけ愛着もわきますよ。

山苔の苔鉢を愉しんでみてはいかがですか。

 

敬老の日のギフトにもどうぞ。

 

苔鉢-178

アラハシラガゴケ(山苔)

小石、寒水砂(白)、富士砂(黒)

陶器長方型盆栽鉢 釉薬6.0号

鉢の外寸:縦100mm×横180mm×高さ15mm

 

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