モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

山苔と石と砂で苔盆景風の苔鉢作り-175

苔鉢(アラハシラガゴケ)

苔鉢(アラハシラガゴケ)

175c-20130910c

山苔(アラハシラガゴケ)と

小石三つと白い砂(寒水砂)で

苔盆景風の苔鉢にしてみました。

 

まず苔は山苔といわれている

アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔)です。

同じシラガゴケ科の

ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)も

山苔とよばれていて

ちょっと見には見分けがつかない

ほど良く似ています。

 

苔の葉が短くまっすぐに伸びて

葉先が揃っているのが

ホソバオキナゴケです。

アラハシラガゴケは

ホソバオキナゴケに比べて葉が長く

葉先は曲がっていて揃っていません。

 

写真の苔鉢の苔は

ホソバオキナゴケのようにも

見えますがアラハシラガゴケです。

 

山苔はどちらでも好みで選べばよいです。

はじめは苔は一種類でよいと思います。

 

使う陶器鉢ですが

最初のうちは平らで(浅い)小さめの鉢を

おすすめします。

 

深い鉢よりも浅い鉢のほうが

水やりの加減をしやすいと思います。

また大きな鉢に

たくさん山苔を植え付けても

全体をきれいなまま育てるのは

なかなか難しいものです。

まずはひとつかふたつの塊を

植え付けてみましょう。

 

小石は一個または三個打ちます。

化粧砂には白い寒水砂と

黒い富士砂を使います。

 

用土は赤玉土小粒を主体に

富士砂とピートモスを混ぜたものです。

 

よく苔玉や苔盆景の用土に

ケト土を使うという解説がありますが

これは形を作りやすいという

理由からなので

小さな苔鉢であれば

あえてケト土を使う必要はありません。

(手も真っ黒になることですし)

 

山苔と石と砂で

小さな鉢の上に風景を作ってみる。

けっこう楽しいものですよ。

 

苔鉢-175

アラハシラガゴケ(山苔)

小石、寒水砂(白)

陶器楕円型盆栽鉢 釉薬6.0号(ベージュ)

鉢の外寸:縦100mm×横180mm×高さ15mm

 

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