コケ植物蘚類(せんるい)の苔
コケ(苔)と呼ばれるものには
緑色植物のコケ植物(蘚苔植物)と
地衣類とがあります。
コケ植物は
ツノゴケなどのツノゴケ類、
ゼニゴケやジャゴケなどの苔類(たいるい)、
スギゴケやミズゴケなどの蘚類(せんるい)に
分類されます。
地衣類には、
「○○ゴケ」という名前がついたものが
多くありますが、植物ではなく菌類です。
苔(コケ)園芸によく使われるコケは
「苔」という字のついた苔類ではなく、
コケ植物の中でもっとも種類が多い
蘚類(せんるい)がほとんどです。
蘚類のおもな苔をならべると
苔園芸で人気のある
シラガゴケ科のホソバオキナゴケ、アラハシラガゴケ
屋上の緑化にも利用されるキボウシゴケ科のスナゴケ
やわらかな姿のヒノキゴケ科のヒノキゴケ
苔庭によく利用されるチョウチンゴケ科のコツボゴケ
どこでも見かけるカサゴケ科のギンゴケ
苔玉に使われるハイゴケ科のハイゴケ
苔庭や苔玉などにシノブゴケ科のシノブゴケ
丸いサクが特徴のタマゴケ科のタマゴケ
大型のコウヤノマンネングサ科のコウヤノマンネングサ
尾のような形のシッポゴケ科のシッポゴケ
などです。
苔類のジャゴケやゼニゴケは
その見た目から
園芸では好まれないようです。