街道をゆく22・南蛮黍
『街道をゆく22』は南蛮です。
日本でいう南蛮というのは
スペインとポルトガルのこと。
全編、フランシスコ・ザヴィエルと
バスクの話になっています。
ザヴィエルはフランスとスペインの
国境線が走るピレネー山脈の
スペイン側の麓にあるバスク地方
に生まれた人のようですね。
それはともかく今回は
苔(コケ)もシダもモミジも
登場しません。
植物もほとんど登場しないのですが
トウモロコシのことが書かれていました。
世界の三大穀物のひとつである
トウモロコシは南米が原産地です。
1493年、コロンブスによって
スペインにもたらされ
その後30年で
全ヨーロッパに広がったとのこと。
日本へは天正七年(1579)
織田信長の時代に
ポルトガル人が長崎にきて
植えたのが始まりだそうです。
それで呼び方なのですが
地方によって異なるようですね。
はじめは南蛮黍(なんばんきび)と
よばれていたようですが
関東での呼び名はトウモロコシ。
トウキビとよんでいる地方も多いとか。
トウミギだったかトウミニのように
よんでいたように記憶しています。
今日は立秋。
暦の上では秋の始まり。
まだまだ真夏の暑さは続きます。