モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉をガラス瓶にという楽しみかた。苔玉瓶-140

苔玉瓶(ホソバオキナゴケ、ハイゴケ)

苔玉瓶(ホソバオキナゴケ、ハイゴケ)

透明なガラス瓶のなかに

小さめの苔玉(こけだま)がふたつ。

 

やや大きい方がホソバオキナゴケ

一般的には山苔と呼ばれるコケ。

小さめの方がハイゴケです。

 

並べてみると同じコケといっても

その違いがはっきりわかると思います。

 

苔玉によく使われるのはハイゴケの方です。

 

ただし最近の苔玉には、

まるい玉の形をした型に

ハイゴケをはりつけて、

あえて緑色に人工着色したものがあります。

 

ハイゴケは乾燥すると茶色に変色して

きれいな緑色でなくなってしまいますので

そんなことをしているのだと思いますが

苔玉のコケにきれいなイメージを

もっていないかたも多いかもしれません。

 

本来のハイゴケの色はうすい緑色で

とてもきれいな色をしています。

 

ホソバオキナゴケ(山苔)は

苔庭や苔盆栽などによく使われますが

苔玉にするのはめずらしいかもしれません。

 

ホソバオキナゴケ(山苔)は乾燥すると

まるで白髪のように白っぽく変色します。

シラガゴケ(白髪苔)科という名の由来です。

 

ホソバオキナゴケもハイゴケも

みずみずしいきれいな緑を楽しむには

高い湿度の中で育てることです。

 

苔玉をガラス瓶の中にいれてしまえば

小さなテラリウムになりますので

お世話が簡単なうえに

いつでもみずみずしい苔の緑が楽しめますよ。

 

苔玉瓶(No.140)

ホソバオキナゴケ(栽培)と ハイゴケ(栽培)の苔玉

苔玉が乾燥しないようにガラス瓶に入れて ボトルテラリウムにしてあります。

ガラス保存瓶 大きさ:直径約9cm×高さ約9.5cm 瓶の蓋:コルク

苔玉の用土: ピートモス、くん炭、砂など 鉢底: ハイドロボール ゼオライト(水腐れ防止用)

苔玉のお世話について

置き場: 半日陰(レースのカーテン越しなど)

水やり: 週1回ほど、霧吹きで苔に水をかけてください。 鉢底のハイドロボールが濡れている状態を保つようにしてください。 蓋をあけた状態であれば、毎日水をあげてください。

 

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