山苔とはホソバオキナゴケとアラハシラガゴケ
山苔と通称されるコケは、
ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)と
アラハシガラゴケ(粗葉白髪苔)です。
ホソバオキナゴケは、
ホソバシラガゴケ(細葉白髪苔)とも呼ばれます。
どちらもシラガゴケ科のコケで、
その形からマンジュウゴケとも呼ばれます。
半日陰を好み蒸れに弱い性質です。
園芸店などで山苔とされているのは、
アラハシラガゴケのことが多いようですが、
アラハとホソバが混ざっていることもあります。
ホソバオキナゴケは、その名のとおり
葉先が細く真っすぐで揃っています。
アラハシガラゴケは、ホソバに比べて
葉先が曲がっていて向きが揃っていないので
ふさふさした感じに見えます。
写真で葉先の違いがわかりますでしょうか?
ホソバオキナゴケです。
近年、入手が難しくなり、
苔園芸にはアラハシラガゴケが使われることが多いようです。
苔はちでも、今後はアラハシラガゴケを主体に制作する予定です。