山苔の育て方2018年夏
山苔(ヤマゴケ)の苔玉というか苔ボール
作ってから5年2か月間育てました。
先日、ある方に差し上げました。
育て方の説明を口頭でしたのですが
うまく伝わったかどうか心もとないので
あらためてまとめてみます。
まず5年2か月を大雑把に振り返ってみます。
最初の写真は山苔の苔ボールを作った時のものです。
2013年の六月ですね。
山苔を縛った黒い糸がはっきり見えます。
苔ボールの大きさは直径6センチほどです。
ガラス保存瓶に入れて育てることにして
作った翌日にブログで紹介しています。
苔(コケ)を室内で育てるのであれば
ガラス瓶やプラスチックケースなどの中
まあテラリウムにするしかないですね。
ちなみに
ベランダで山苔を長期間育てる
ということになると
私には良い方法が見つかっていません。
最初に紹介したブログでは
ほぼ毎日!霧吹きで水をかけるように
と書いていましたが
その後水やりの間隔はどんどんあいて
最後は3か月から4か月に一度です。
ふたをしておけば水分はなくなりません。
特にホソバオキナゴケの場合は
比較的乾燥気味の環境を好むようです。
置き場所さえ間違いなければ
山苔は良い状態で育ってくれます。
直射日光が当たらない明るい日陰
すこし涼しい場所がよいですね。
高温多湿な状態が続くと蒸れてしまいます。
2枚目の写真は去年の九月
山苔の苔ボールをガラス保存瓶から
取り出した時のものです。
苔ボールを作ってから
4年3か月経過しました。
山苔の色はうすい黄緑色で
おおむね良い状態です。
山苔の葉が伸びて直径約9センチの
ガラス面にくっついていました。
黒い糸はまったく見えません。
だいぶ生長しましたね。
ひと回り大きなガラス容器に
入れ替えた時の様子を紹介したのが
もう1年前ですね。
3枚目の写真は今年の四月ですから
4か月ほど前ですが
苔の印象がかわりましたね。
山苔らしくない姿形です。
葉が徒長気味に伸びて広がっているからなのか
最初の写真と比べると同じ苔には見えませんね。
今年は四月から気温が高めだったので
苔の一部が蒸れて黒っぽくなったのを
紹介したときの写真です。
先日、八月に差し上げた時も
この写真とほぼ同じような状態でした。
山苔(ヤマゴケ)の育て方まとめ
置き場所は
直射日光の当たらない明るい日陰
エアコンの風が直接当たらず
温度湿度の変化が少ない涼しい場所
家の中でそんな場所を見つけることが
最大のポイントでしょうね。
あとは観察しながらも
あまりかまわずにほっとくことでしょうか。
水やりは3か月に一度で十分です。
ガラス瓶などでテラリウムにする場合は
瓶の底にゼオライトを敷きつめ
その上に発泡錬石を厚めにおく
という方法で問題ないですよ。
うまく育ってくれることを
祈るのみです。
詳しくはこちらもご覧ください。
参考書籍:
『手軽に楽しむ 苔園芸コツのコツ 苔玉・苔鉢盆栽・苔盆景・木付け・石付け・テラリウム・苔庭』