モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉の作り方2018年秋-2

苔玉(こけだま)の作り方2018年秋の続編です。

 

前回は

苔玉の作り方にはいろいろな方法がありますが

短期間愉しむだけならどの方法でも大丈夫

できるだけ簡単な方法で作ればよい

という内容でした。

 

koke8jp.hatenablog.com

 

今回は

苔玉を作って長く育てて愉しむ方法についてです。

長くというのは数年以上です。

 

苔玉は植木鉢を使わず

植物の根鉢を苔(コケ植物)でくるんだものです。

 

苔玉と聞いてイメージする植物はなんでしょうか?

 

モミジの苔玉ですか?

タマシダの苔玉ですか?

それとも人気の多肉植物の苔玉とかでしょうか?

 

当然のことですが

樹木であるモミジ・カエデとシダ植物

またシダ植物と多肉植物では

好む環境が違うので育て方はかわります。

 

まずひとつめのポイント

ひとつの苔玉の作り方があるのではなく

モミジの苔玉の作り方

シダ植物の苔玉の作り方

多肉植物の苔玉の作り方

などなど

それぞれの植物にあわせた

苔玉の作り方があるということです。

 

次に苔(コケ植物)です。

植えこむ植物の根鉢をくるむ苔には

ハイゴケや山苔を使うことが多いのですが

そのほかの種類の苔を使うこともあります。

 

苔は湿った薄暗い場所に生えているような

イメージを持っている方がいるかもしれませんが

苔も種類によって好む環境は違います。

 

日当たりか半日陰か明るい日陰か

乾燥した場所か湿度が高い環境か

どの苔を使うのかによって育て方がかわります。

 

ふたつめのポイント

苔の種類によって

ハイゴケの苔玉の作り方と育て方

山苔の苔玉の作り方と育て方

などと苔玉の作り方と育て方が分かれるのです。

 

植えこむ植物が好む環境と

根鉢をまく苔が好む環境が正反対だったら

いったいどうのようにして育てればよいのでしょう?

長期間良い状態で苔玉を育てることは無理でしょうね。

 

つまり

みっつめのポイント

植えこむ植物と苔の相性がよい組み合わせにする

ということが大切です。

 

さらに大事なことがあります。

作った苔玉をどの場所で育てるのか?

という問題です。

 

室内に飾り室内で育てたいのであれば

モミジや松などの樹木は無理でしょう。

室内ならシダ植物などの観葉植物なら育てられます。

 

もしベランダで苔玉を育てたいのであれば

日当たりや風当たりなど

苔玉を置きたい場所の環境を

よく観察する必要があります。

 

ベランダというのは過酷な場所です。

特に真夏の蒸し暑さや真冬の空っ風などは

苔にとっては最悪です。

 

瑞々しい苔を長期間愉しみたいのであれば

室内のテラリウムで育てるのが簡単な方法です。

 

結局のところ

苔玉を数年に渡って愉しみたいのであれば

室内のテラリウムで育てられる苔玉を作る

ということになるのです。

 

実際の作り方は次回です。

 

koke8jp.hatenablog.com

 

 

こちらもご覧ください

 

koke8jp.hatenablog.com

 

 

処暑を過ぎました。

台風20号の影響で風が強いです。

明日からまた猛暑になるのだとか。

 

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