モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉の作り方2018年秋-1

苔玉(こけだま)の作り方には

いろいろな方法があります。

 

園芸書をみても、ネットで探しても

実にたくさんの様々な苔玉の作り方が見つかります。

 

初めて苔玉を作ってみようとする人にとっては

いろいろな方法がありすぎるので

どの方法が良いのかわからず

困ってしまうでしょうね。

 

これまでに一度、自分で苔玉を作ってみたものの

何かうまくいかなかった経験をお持ちの方は

どの方法ならうまくいくのか

途方に暮れるかもしれません。

 

どうしてこんなにも多くの

苔玉の作り方があるのでしょう?

 

 

苔玉は植物の根鉢を

苔(コケ植物)でくるんだものです。

根洗いという盆栽の手法から

生まれたといわれています。

 

根洗いとは、植物を鉢の中で長年育て

鉢の中に植物の根がびっしりとまわってから

根鉢を鉢から取り出してそのまま育てることです。

 

長い年月を経て根鉢は苔で覆われるようになります。

それは素晴らしいものです。

 

 

また

盆栽の鉢土には苔が生えているイメージがありますが

展示されるような立派な盆栽の苔は

実は自然に生えたものではなく

あたかも長年かけて苔むしたように

盆栽家が腕を振るって張り付けるのだそうです。

 

根洗いの根鉢に苔を巻き付けることも

盆栽家は普通にやっていたのかもしれませんね。

 

 

盆栽には例えば生け花のような流派はありません。

師弟関係による技術の伝承はあるでしょうが

どう作り育てるのかは盆栽家の考え次第

つまり自由なのです。

 

 

苔玉が登場してまだ二十年たらずと(たぶんです)

歴史は浅いのですが、苔玉はとても人気があります。

見よう見まねで苔玉を作る人が増えたのでしょう。

 

 

自由な盆栽から生まれた根洗いよりも手軽な苔玉は

今もいろいろな方法で

作られ続けているのだと思います。

  

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苔玉(山苔、アジアンタム)

 

苔玉は植物の根鉢を苔でくるめば出来上がりです。

どんな方法でも苔玉を作ることはできます。

なにも難しいことはないのです。

 

 

とにかく一度苔玉を作ってみたい。

短い期間愉しめれば良いというのであれば

どんな方法で作っても大丈夫ですよ。

 

自分にできそうな

できるだけ簡単な方法で作ればよいのです。

 

 

もしも

苔玉を長く育てて愉しみたいということであれば

続きをお読み下さい。

 

(次回に続く)

 koke8jp.hatenablog.com

 

 

 

 こちらもご覧ください。

koke8jp.hatenablog.com

 

 

今日はからりと晴れました。

湿度が低いと過ごしやすいですね。

週末も晴れるみたいです。

 

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