ついでながら、苔寺!
司馬遼太郎の『歴史を紀行する』
四年半ぶり二度目の紹介です。
この作品は『街道をゆく』シリーズの
さきがけとなったといわれています。
前回(2013年10月3日)の投稿は
会津の山々の紅葉 でした。
今回、読み直してみたら
苔寺(こけでら)の記述がありました。
「〝好いても惚れぬ゛権力の貸座敷(京都)」より
「橋を西へ渡ると、
松尾大社という古社が鎮まっている。
ついでながらその南の谷に苔寺がある。」
ここでの文章はあくまで松尾大社のことで
ここでの一文以外には
本当についでながら!の登場なんです。
たまたま近くにあるというだけで
唐突に「苔寺」と書くなんて
司馬さんはやっぱり苔好きですね。
昨日はからりと晴れました。
ツツジの花が咲いています。
来週は五月、皐月ですね。