街道をゆく41・ワラビ(蕨)
青森県には苔スポットとしても有名な
奥入瀬渓流があるので期待したのですが
残念ながら苔(コケ)は登場しません。
シダ植物のワラビの記述がありました。
ひとつめのワラビ。
「岩木山と富士山」より
「この丘は、
春は、ワラビの宝庫だという。」
司馬さんは、太宰治が生まれた
津軽半島のつけ根の金木町にいます。
町はずれの高流(たかながれ)という
地名の小山?だか丘がでてきます。
この丘から眺めるとじつに美しいという。
ふたつめの蕨(わらび)。
「斗南のひとびと」より
「食べものとえば、わずかな扶持米と稗、
それに山野を歩いて採った葛や蕨」
戊辰(ぼしん)戦争に破れた会津藩は
斗南藩(となみはん)と名を変えた。
蕨(わらび)は
まだ葉のひらいていない若芽を食べたり
根茎から取れるデンプンで
ワラビ餅をつくったりします。
蕨の葉がひらくとシダそのものです。
昨日は日差しがあたたかでした。
今日は晴れているのに気温が低いです。
明日も寒さが続きそうです。