モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

小さな鉢で小さく育てる

ミニ盆栽や草もの盆栽は

小さい姿のままで

長く持ち込むところに

味わいと愉しみがあります。

 

樹高や草丈を低くするには

小さな鉢で育てるのが

大事なポイントのひとつです。

 

樹木でも草ものでも

小さな鉢で育てると小さく

大きな鉢で育てると大きく

生長します。

 

ミニ盆栽のつもりでも

木を大きな鉢で育てると

木の幹がいつまでも若く

上に向かって伸びるので

下枝がなくなり

古さが出てきません。

 

ところが

小さな鉢で育てると

木の根元が太くなり

樹高も低いままで

木に古さが表われます。

 

ただし

小さな鉢ほど

水切れには注意が必要です。

 

以前

苔(コケ)と砂と石それと

小さなハゼの寄せ植えで

苔盆景を作ったのですが

大きめの鉢に小さな木を

そのまま植えてしまった

ことがあります。

 

その後

その木はどんどん生長して

いまでは

苔盆景でもミニ盆栽でもなく

たんなる鉢植えの体です。

 

ハゼノキはウルシの仲間で

かぶれることもあるので

剪定もせずにそのままに。

どうしたものか思案中です。

 

なんとかうまく

仕立て直すことができたら

紹介したいと思います。

 

小さな盆栽鉢は

その形や模様が様々で

植え込む植物にあうものを

よく吟味してみるのも

愉しみのひつとですね。

 

しかしながら

いい鉢はそれなりに高価

だったりするので

自分で好みの鉢を

手作りする方も

いるようですよ。

 

参考:『図解 群境介のミニ盆栽コツのコツ』

 

今は白露の末候(第四十五候)

「玄鳥去(つばめ さる)」

春にやってきた燕が

台湾や東南アジアなど

南の国へ帰って行く時季です。

 

明日から秋のお彼岸です。

今朝はだいぶ涼しく感じました。

 

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