モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

苔玉のシダの葉をどう切るか

夏の間

苔玉(こけだま)に

植え込んであるシダの葉が

だいぶ伸びました。

 

葉先などが傷んだもの

枯れた茎葉もあります。

 

傷んだ茎葉は根元から

切り戻すのですが

それだけでは

趣のある葉姿の苔玉

にはなりません。

 

鉢植えのシダなら

元気よく葉が茂っているほうが

よいのですが

苔玉に植え込んだシダの場合は

あまりいい姿にはなりませんね。

 

かといって葉が少なすぎると

今度はさみしい姿になります。

 

きれいな葉姿の苔玉にするには

どのように仕立てればよいのか?

 

草花を美しく飾るのは

やはり生け花なので

『はじめての池坊いけばな入門』

という入門書を読んでみました。

 

生け花ではアジアンタムやタマシダなど

シダ植物も葉物としてよく使うようです。

ちなみに

モミジ(カエデ)は使いますが

苔(コケ)は使わないようですね。

 

この本で解説されている

美しい基本の形は参考になりました。

うまく苔玉に活かせればよいのですが。

 

精進あるのみです。

 

 

今は第四十三候(白露の初候)

「草露白(そうろ しろし)」

朝、草の葉に露が白く光る頃。

 

子供の頃から今まで

朝露のついた野草のことを

種類に関わらずみんな露草と

呼ぶものと思い込んでいました。

 

露草(ツユクサ)という植物が

ちゃんとあるのですね。

道端などでもみかけることがある

青い花を咲かせる一年草

別名「月草」とも。

 

朝咲いた花が昼にはしぼむことが

朝露を連想させることから

その名が付いたとか。

 

クローバーの葉に付いた

朝露もきらきらと光っています。

 

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