モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

園芸&本

未成熟で庭のない園芸家

なんとなく見ていた「植物男子ベランダー」 先月で放送が終了してしまいました。 最終話のなかでカレル・チャペックの 『園芸家12カ月』が紹介されていました。 さっそくこの本を読んでみました。 まったく知りませんでしたが カレル・チャペックは チェコの…

小さな鉢で小さく育てる

ミニ盆栽や草もの盆栽は 小さい姿のままで 長く持ち込むところに 味わいと愉しみがあります。 樹高や草丈を低くするには 小さな鉢で育てるのが 大事なポイントのひとつです。 樹木でも草ものでも 小さな鉢で育てると小さく 大きな鉢で育てると大きく 生長し…

苔玉のシダの葉をどう切るか

夏の間 苔玉(こけだま)に 植え込んであるシダの葉が だいぶ伸びました。 葉先などが傷んだもの 枯れた茎葉もあります。 傷んだ茎葉は根元から 切り戻すのですが それだけでは 趣のある葉姿の苔玉 にはなりません。 鉢植えのシダなら 元気よく葉が茂ってい…

赤玉土小粒・極小粒のサイズ

赤玉土極小粒のサイズ 苔玉(こけだま)や ミニ盆栽の 用土の材料となる 赤玉土(園芸用語集)。 赤玉土には 粒のサイズにより 大粒、中粒、小粒、極小粒、 そして細粒とがあります。 それぞれの粒のサイズは 以下のとおりです。 大粒:10mm~20mm 中粒:6mm…

園芸用語集

苔玉(こけだま)、ミニ盆栽に関する園芸用語 ※作成中 ※一般的な意味と苔八の解説つき。 【あ】 赤玉土(あかだまつち): 赤玉土は古くから使われている園芸用の基本用土のひとつ。関東ローム層の赤土を乾燥させ、ふるいにかけて粒を揃えたもの。粒の大きさ…

苔玉と苔テラリウムの本

『苔玉と苔 育て方ノート』という本が 今年の三月に発行されていました。 本のタイトルや表紙の写真から察して 『苔玉と苔~小さな緑の栽培テクニック (別冊NHK趣味の園芸)』 の続編かと思いきや違いました。 著者は砂森聡さん。草盆栽家で庭師とのことで…

シダの苔玉は素朴な緑

昨日は良く晴れて春のポカポカ陽気でした。 今日は曇り空で今にも雨が降りだしそうですが 気温が高く風もないので寒さは感じません。 七十二候では 第四候(雨水 初候) 「土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)」 しっとりとした春の雨が大地を潤し始め …

盆栽の名脇役としての苔(コケ)

盆栽の基本を子ども向けに解説している 絵本がありましたので読んでみました。 『盆栽えほん』(大野 八生)です。 作者は造園家でイラストレーターの 大野八生(おおのやよい)さん。 盆栽について おじいさんが孫娘に 丁寧に教えていく物語になっています…

苔園芸の木付け・石付け

苔園芸には木付け・石付けというものもあります。 これまで苔玉、苔鉢盆栽、苔盆景、テラリウム そして苔庭については紹介してきましたが 「木付け・石付け」については除いていました。 木付け・石付けというのは その名の通り 苔を木や石につけて 苔に覆わ…

二十四節気と園芸

「暦(こよみ)のうえでは」 とよくいいますが もちろん二十四節気(にじゅうしせっき)のことです。 二十四節気とは 古代の中国で太陽の運行をもとに考案された 季節を区分する方法です。 日本では農作業の目安とするのに便利なものとして 江戸時代の暦に記…

苔(コケ)に埋もれた飛石

しっとりと湿り、つやつやとひかっているような飛石(とびいし) そのひとつひとつの石を取り囲む瑞々しい苔(コケ) 延段(のべだん)ともいう敷石(しきいし)の目地には びっしりと生えた苔が緑の縁取りをしている 苔と石の組み合わせ とくに苔の地面に埋…

草もの盆栽と苔(コケ)

草もの盆栽をご存じでしょうか? 園芸店で扱われている、いわゆる山野草ではなく 道端や庭の隅など、身近にあるありふれた野草を 小さな鉢に植えて楽しむものです。 草もの盆栽でも苔(コケ)は大事な脇役です。 鉢には、かならずといっていいほど 苔を張り…

夏は室内でハイドロカルチャー

関東地方では、梅雨明けから連日 記録的な猛暑が続いています。 ほんとうに暑いです。 こんなに暑いとガーデニングが趣味でも なかなか庭のお手入れもできませんよね。 鉢植えやプランターを置いて ベランダで園芸を楽しんでいる方も多いですが 強い日差しと…

グリーンインテリアとしての苔

『小さなグリーンインテリア―苔玉、ミニ観葉、ミニサボテン、ミニ盆栽、寄せ植えの仕立て方』(SEIBIDO MOOK)山口まり監修 2003年4月10日発行 この本は10年ほど前に出版されたものですが、 作り方と育て方のやさいしい解説書になっていて 今でも十分に役にた…

山苔の苔鉢の作り方(張り苔)

山苔を使った苔鉢は、とても簡単に作れます。 用意するものは 山苔(ホソバオキナゴケ、またはアラハシラガゴケ) 小さめの陶器植木鉢(穴あり) 用土(赤玉土小粒3:ケト土1:富士砂1の配合) 鉢底ネットなど、その他詳しくは 苔鉢盆栽の作り方(用意す…

おすすめの苔(コケ)園芸

苔(コケ)園芸には、 苔玉、苔鉢盆栽、苔盆景、木付け、石付け、 テラリウム、トピアリー、苔庭などがあります。 庭先やベランダ、室内でも 苔園芸は手軽に楽しめます。 人気の苔玉には、 軍手苔玉、ミズゴケ苔玉、ケト土苔玉など つくり方にもいろいろある…

園芸リンク集

苔(コケ)・シダ・モミジ園芸リンク集 ■園芸全般 ・みんなの趣味の園芸 | 園芸、ガーデニングの情報サイト(NHK出版) ・ヤサシイエンゲイ -植物の育て方図鑑(京都けえ園芸企画舎) ■苔 ・こけ園芸とコケの通販・苔図鑑・コケの写真集(モス・プラン) ・…

苔玉とコケの本(2012年まで)

『苔のある生活』2012年3月発行監修 大島恵、木村日出資 『コケはともだち』2011年5月発行著者 藤井久子、監修 秋山弘之 『モダン盆景』2011年2月発行著者 左古文男 『苔玉と苔~小さな緑の栽培テクニック (別冊NHK趣味の園芸)』2010年9月発行 『苔盆景入…

コケ盆景に凝っている人

「柊茂(ひいらぎしげる)こと赤かぶ検事は、このところ、コケ盆景に凝っていた。」 連作推理小説『赤かぶ検事シリーズ 紅葉の下に猫がいる』(和久俊三)の書き出しです。 赤かぶ検事が制作しているコケ盆景はどんなものでしょうか。 苔(コケ)の種類は、…

苔のテラリウムによるポット栽培

『コケの手帳(のぎへんのほん)』(秋山弘之編)という本に、 「テラリウムによるポット栽培」(5章コケ栽培の楽しみ)についての解説があります。 まず、コケ植物の大きな特徴として、腐りにくいということをあげています。 野外で採集したコケをビニール…

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