モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

モミジ実生苗ちょっと紅葉

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今年の春に発芽したイロハモミジの実生苗です。

 

ほとんど葉が枯れていますが

ほんのちょっと葉が紅く色づいていますよ。

実生苗のささやかな紅葉です。

 

モミジが発芽した年の秋

実生苗は一足早く枯れ始めます。

枯れる直前の束の間

微妙に紅葉するようですね。

 

ある程度生長したほかのモミジの葉は

まだまだ緑のままです。

今年は塩害で枯れた葉もありますが。。。

 

 

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寒露をすぎて朝晩は冷えるようになりました。

今日も曇り空。

週末はようやく晴れそうです。

来週は霜降ですね。

 

モミジの葉が枯れた。塩害

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モミジの鉢植えも塩害により葉が枯れています。

 

先日の台風の際にベランダに置いてあったせいで

塩害の影響を受けてしまったようです。

 

写真はイロハモミジの実生苗3年目の様子ですが

他のモミジの鉢植えの葉も同じような状況です。

 

いつも台風のときにはベランダの鉢植えを

強風があたらない場所に移動しておくだけです。

鉢植えを室内に入れることはしていません。

 

今年のように海水を含んだ台風の風で

塩害がおこったのは初めてですね。

 

こんどからはちょっと面倒なのですが

鉢植えを室内に移動したほうがよさそうですね。

 

残念ながらこの辺りでは

今年の紅葉は期待できませんね。

 

 

 

今日もどんよりとした曇り空です。

最近の寒さで体調をくずしやすいようです。

皆さまご自愛くださいませ。

 

苔テラの観察2018年10月

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苔テラリウムで苔(コケ)の生長を観察しています。

 

前回(2018年2月2日)紹介してから

早いものでもう8か月ほど経過しました。

 

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前の写真と比べるとだいぶ生長していますね。

 

写真中央付近の黄緑のふわふわの苔は

山苔(ヤマゴケ)のようですが

以前より葉が増えてはっきり見えます。

 

そのまわりの茶色っぽいふわふわの苔は

ハイゴケ(這苔)のはずなのですが

なんだか違う苔に見えます。

 

どちらの苔も苔玉用の用土から

勝手に生えてきた苔なので

苔の種類に確信はありません。

 

まあこのさい何苔でもいいです。

観察を続けます。

 

 

 

先日の台風の影響で今日も電車が止まりました。

塩害により電線がショートしたようです。

また

近所のイチョウ並木など

木々の南側の葉が枯れたようになっています。

これも塩害なのでしょうね。

なんとか回復してほしいものです。

 

 

モミジのタネは熟してます

九月下旬になるとモミジ・カエデのタネは

もう熟していますよ。

 

見た目にはまだ緑色しているのですが

大丈夫、今が採取時です。

 

モミジのタネは完熟して茶色になってしまうと

発芽するまで2年かかることが多いようです。

 

せっかくタネを蒔いておいたのに翌春に発芽せず

失敗したと勘違いしてしまう原因は

タネを採る時期が遅すぎることにあります。

 

モミジ・カエデをタネから育てるのであれば

九月下旬から十月上旬の早い時期に

まだ緑のタネを枝から採ってください。

茶色のタネや地面に落ちたタネは

使わないほうがいいでしょうね。

 

 

私は今日、イロハモミジのタネを採ってきました。

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タネは採れましたが

夏の暑さのせいなのか

このところの雨続きのせいなのか

モミジの葉の状態が悪いようにおもいました。

 

とにかく早速、タネの保存です。

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プロペラのような羽は不要なので取り除きます。

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新聞紙などにタネを包んで湿らせてから

ビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室に保存します。

 

来年の三月に取り出して駄温鉢にタネを蒔けば

すぐに発芽しますよ。

来春が愉しみです。

 

 

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昨日まで雨続きでした。

今日は爽やかな秋晴れです。

もうすぐ十月ですね。

 

 

いい色の苔が生えてきた

いい色の苔(コケ)が生えてきました。

 

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夏の間に赤茶けてしまった苔の上に

きれいな緑色の苔が広がってきましたよ。

 

今年(2018年)の7月6日に紹介した

写真と比べると苔の色の違いが明らかです。

ほかの鉢の苔も復活してきました。

 

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きょうは冷たい雨の一日でした。

明日は気温が上がりそうです。

もうすぐ秋分ですね。

 

モミジ発芽から2年6か月

イロハモミジの実生苗です。

 

2016年3月上旬の発芽から2年6か月経過しました。

 

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イロハモミジ実生苗2年6か月

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イロハモミジ実生苗5本

高さは13センチほど

幹の太さは4ミリほどです。

 

実生苗5本の寄せ植えを

3.5号の駄温鉢で育てています。

 

小さな葉が2枚赤くなっていますが

これは気の早い紅葉ではありません。

 

再萌芽した新葉ですよ。

きれいな色です。

 

順調に生長しているようです。

 

鉢土には苔(コケ)が広がりつつあります。

 

 半年前の様子はこちらをご覧ください。

 

koke8jp.hatenablog.com

 

 

 

ここ数日、涼しい日が続きました。

明日は蒸し暑くなるのだとか。

モミジのタネが熟してくる頃ですね。

 

 

モミジの鉢の苔・九月上旬

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モミジの鉢の苔 9月7日

このモミジの鉢の苔(コケ)は

夏の間も比較的状態が良いほうでした。

 

ちょっと黄色っぽい緑色ですが

赤茶けた感じではありません。

 

苔から蒴柄(さくへい)がたくさん伸びています。

 

蒴柄が伸びても暑さで干からびてしまうのですが

一部の蒴柄の先には緑の蒴がついています。

 

写真の手前に写っている蒴柄は干からびています。

写真の左奥(モミジの幹の左後方)の蒴柄と蒴は

生長しているようです。

 

これから少しずつ涼しくなるに従い

鉢の苔もきれいな色になってくれるでしょう。

 

 

九月に入っても真夏のような暑さが続いています。

今日もむし暑い一日でした。

明日は白露ですね。

 

苔玉の作り方2018年秋-3

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苔玉(山苔、プテリス)



苔玉(こけだま)を数年以上育てて愉しむのであれば

室内のテラリウムで育てられる苔玉を作るのがよい

というのが前回までの内容でした。

 

koke8jp.hatenablog.com

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いよいよ今回は苔玉の作り方です。

 

まずテラリウムですが

植物をガラス容器などの中で育てることです。

小さな小さな植物園のようなものですね。

 

ふたのある容器で密封してもよいですし

ふたをせずに半テラリウムにする方法もあります。

 

室内で育てることができる植物と苔を選び

テラリウム用のガラス保存瓶などを用意すれば

もうできたも同然です。

 

 

 【準備するもの】

・シダなどのミニ観葉植物

 室内で育てらる植物はやはり観葉植物です。

 シダ植物がおすすめですが、プミラやヘデラなど

 好みのミニ観葉植物でも大丈夫です。

 小さめのもので、ポットから根鉢を抜いた時に

 根鉢が崩れないものがよいです。

 

・山苔マット(栽培ホソバオキナゴケなど)

 室内の場合、苔はハイゴケでなく山苔がよいです。

 山苔というのはマンジュウゴケともよばれるように

 山採りの山苔はこんもりとした形をしています。

 これを根鉢にはりつけるのはちょっと難しいので

 マット状に栽培された山苔がおすすめです。

 根鉢に簡単に巻くことができますよ。

 

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山苔のパック(マンジュウゴケ)

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山苔マット(栽培ホソバオキナゴケ)



・用土

 根鉢がしっかりとして必要な大きさであれば

 追加の用土はなくてもよいのですが

 大きさや形を調整するためには

 ピートモスだけで大丈夫です。

 赤玉土小粒を混ぜてもよいです。(例7:3)

 

・黒い糸

 根鉢に苔を巻き付けるための糸です。

 黒い糸が目立たなくてよいです。

 綿でもナイロンでもどちらでもよいです。

 

・ガラス保存瓶など

 ふたつきのガラス保存瓶

 大きめのガラスボールやグラス

 プラスチックケースなど

 もちろんテラリウム容器でも。

 

・根腐れ防止剤(ゼオライトなど)

・発泡煉石中粒(ハイドロボールなど)

 

・ハサミ(糸を切る)

・ピンセット(糸を根鉢に差し込む)

・バケツ(苔玉を洗う)

 

山苔以外はすべて100円ショップで揃います。

山苔マットはネット通販で買えますよ。

 

 

【苔玉用テラリウムの作り方】

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ガラス保存瓶のテラリウム



まずガラス保存瓶などを良く水洗いします。

根腐れ防止剤、発泡煉石中粒も良く水洗いします。

 

ガラス保存瓶の底にゼオライトなどを

薄く一面に敷きます。

その上に発泡煉石中粒を2センチほどの厚みに

なるように入れます。

容器の大きさと苔玉の大きさをみて

発泡煉石の高さは調整してください。

 

これだけでテラリウムは準備OKです。

 

 

 【苔玉の作り方】

まず、苔玉の玉の大きさを決めます。

ガラス保存瓶などに入れるので

口の大きさよりもだいぶ小さくします。

 

山苔マットを根鉢を包める大きさ分用意

ゴミや虫!などは取り除いておきます。

 

植物をポットから取り出し

根鉢の肩を手で少しだけくずしを丸めます。

根鉢はできるだけ崩さず根も切らなくてよいです。

 

根鉢に山苔を巻くと思いほのか大きくなるので

ガラス容器の口に入るように大きさを調整します。

 

なんとかして山苔を根鉢に巻き付けます。

山苔で植物の根元を両側から挟むようにして

上から下に包むと良いかもしれません。

 

糸をまきます。

まず横に一周巻いてから

縦の斜めにたすき掛けするように

苔が押さえられるまでぐるぐるまきます。

糸を切って苔玉の底に差し込みます。

 

苔を巻き付けた根鉢全体を

バケツの水につけてかるく洗います。

 

バケツから苔玉を取り出して

植物の葉茎を整えます。

小さめに剪定したほうがよいようです。

 

ガラス保存瓶に入れて完成です。

苔玉全体を容器の中に入れるか

苔玉の玉の部分だけを容器を覆う

半テラリウムとするかはお好みで。

育て方は若干かわります。

 

 

【苔玉の置き場所】

直射日光の当たらない明るい日陰で

できるだけ涼しい場

エアコンの風が直接当たらない場所

に置いてください。

 

いい場所がみつかれば

あとは毎日眺めていれば大丈夫

密閉したテラリウムなら

3か月に一度ほどの水やりで大丈夫でしょう。

 

苔玉の育て方についてはまた後日。

 

 

暑さが和らぐ九月下旬から十月上旬に

苔玉を作れば冬を超えられるでしょう。

 

 

こちらもご覧ください。

 

koke8jp.hatenablog.com

 

 

暑い八月、台風の多い八月でした。

今日も暑い一日でした。

明日からは九月ですね。

 

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