モミジと苔

ベランダで愉しむ作り方と育て方

モミジ発芽から2年3ヵ月

イロハモミジ実生苗2年3カ月

イロハモミジ実生苗2年3カ月

イロハモミジの実生苗です。

 

2016年3月上旬の発芽から

2年3カ月経過しました。

 

高さは15センチほど

幹の太さは3から4ミリ

鉢は3号の駄温鉢です。

 

どんどん伸びる新梢は剪定しているので

切る前は30㎝近くあったかもしれません。

 

うどんこ病などの病気もなく

順調に成長しているようです。

 

鉢土の一部に苔(コケ)が生えてきました。

 

ありふれたイロハモミジですが

タネから育てるのは愉しいですよ。

鉢土に生えた地苔もいいものです。

 

モミジ実生苗の育て方

 

 

梅雨らしい天気が続いています。

梅雨寒です。

明日も雨で寒いようです。

 

モミジのモヤシ1年3ヵ月

モミジモヤシ発芽から1年3ヵ月

モミジモヤシ発芽から1年3ヵ月

イロハモミジのタネを

冷蔵庫で保存しておいたら

冷蔵庫のなかで発芽して

モヤシになっていたのが

モミジのモヤシです。

 

そのモミジのモヤシを

鉢に植えてから

もう1年3ヵ月経過しました。

 

前回(2017年8月4日投稿)

モミジのモヤシを間引き

で紹介してから10ヵ月経過しましたが

生長が遅いように見えます。

 

モミジの幹は少し太ってきていますが

高さはあまりかわっていないようです。

 

写真でも上のほうには新葉がでていますが

長く伸びてはいません。

 

ところが他のモミジの実生苗は

新梢が伸びる勢いがすごいです。

どんどん長く伸びて徒長ぎみなので

今日も大幅に剪定しました。

 

モヤシを植えたのとタネをまいたのでは

なにか違いがあるのか

鉢の違いによるものなのか

その他の理由なのかよくわかりません。

 

ただモミジのモヤシは

ずんぐりとしていい感じです。

 

ちなみにですが

鉢土の表面の一部に苔が生えてきました。

 

モミジ実生苗の育て方

 

 

6日に関東は梅雨入りしました。

昨日と今日はよく晴れました。

週明けには台風が接近しそうです。

 

苔は駄温鉢でよく育つのかも

素焼き鉢の苔6月1日

素焼き鉢の苔(コケ)6月1日

モミジの鉢植えの鉢土に

うっすらと広がっている苔は

ギンゴケのようです。

(上の写真)

 

まだまだ土が見えてますね。

 

この鉢は素焼き鉢です。

 

下の写真は別のモミジの鉢植えです。

こちらの鉢土は全体が苔で覆われています。

こちらは駄温鉢です。

駄温鉢の苔6月1日

駄温鉢の苔(コケ)6月1日

 

このふたつの鉢植えは

同じサイズ(4号)で

同じ赤玉土主体の用土。

 

そして

隣同士に置いてあり

鉢の種類以外は同じ環境です。

 

水やりのタイミングも同じなのですが

やはり素焼き鉢のほうが乾きが早いですね。

 

これまでに何度か紹介してきた

鉢土に広がった苔の写真は

みな駄温鉢の鉢植えのほうなのですよね。

 

もしかしたら苔は

駄温鉢でよく育つのかもしれません。

たまたまかもしれませんが。

 

 

今日は爽やかに晴れました。

明日は蒸し暑くなるそうです。

そして来週には梅雨入りするのだとか。

 

モミジ(出猩々)五月下旬

モミジ(出猩々)5月25日

モミジ(出猩々)5月25日

出猩々( デショウジョウ)です。

 

春に真っ赤に紅葉する品種の

モミジです。

 

春紅葉の様子は

昨年(2017年4月21日)投稿の

モミジの新葉と春紅葉

をご覧ください。

 

今は春紅葉は終り葉の色がかわる時季です。

 

今年最初の新葉はうすい黄緑になり

その後に再萌芽した新葉も

真っ赤から橙色にかわってきました。

 

真っ赤な春紅葉はもちろん良いのですが

赤から橙色になりうすい黄緑に移り変わる

いろんな葉の色が混在するこの時季も

いいものですよ。

 

ちなみに鉢土の苔はまだ少ないですね。

 

 

今日は風がありますがむし暑いですね。

今年の五月は寒かったり暑かったりで

爽やかな日がすくなかったような。

 

モミジの追肥の時期に苔が

鉢土に広がる苔 5月中旬

モミジの鉢土に広がる苔 5月中旬

モミジ・カエデの鉢植えは

五月中旬から六月の末まで

追肥の時期です。

 

肥料を置くのですが

鉢土の表面には苔(コケ)が

いい感じに広がっています。

 

鉢の縁近く写真右上あたりなどに

少し窪んでいるところがあるのですが

これは冬に固形肥料を置いた場所です。

 

肥料を置いた場所は

苔がなくなってしまうのですよね。

 

2ヶ月ほど前の2018年3月23日に投稿した

苔の蒴が膨らむ三月下旬

の写真と比べると苔の状態の違いが

わかると思います。

 

この頃ようやく肥料を置いてあった場所も

苔が生えて鉢土全体が苔で覆われました。

 

しかしながら追肥の時期なので

今日

発酵油かす2個を以前と同じ

少し窪んだ場所に置きました。

それが下の写真です。

 

残念ながら肥料を置いた場所の苔は

いずれ消えてなくなってしまいます。

まあしかたないですね。

鉢土の苔の上に追肥

モミジの鉢土の苔の上に追肥

 

昨日今日と蒸し暑い日でした。

明日の朝は雨になるようです。

来週は小満ですね。

 

司馬さんは講演でも苔

苔(コケ)好きな司馬さんなら

もしかしたら講演でも苔のこと

なにか話しているかもしれない

と思い講演集を読み直しています。

 

司馬遼太郎全講演』の第1巻に

苔寺の記述がありました。

 

大化の改新儒教汚職」より

「室町の狂言苔寺西芳寺)、銀閣寺、

これらは東アジアのどの国も持っていません。」

 

このとき司馬さんは

普遍的ではないのだけれど

日本人の優れた感じ方について話しています。

 

それにしても

あの銀閣寺よりも苔寺が先!なんですね。

 

ちなみにこの講演は

司馬さんが四十代の後半

週刊朝日に『街道をゆく』を連載開始した頃

奈良で行われたものです。

 

 

このところ冷たい雨が多かったのですが

今日は爽やかに晴れました。

週末は暑くなりそうです。

 

 

司馬遼太郎全講演(1)1964-1974

 

モミジ再萌芽の時季です

イロハモミジの再萌芽5月4日

イロハモミジの再萌芽 5月4日

五月、新緑の季節

モミジ・カエデは

勢い良く生長します。

 

新梢がどんどん伸びるので

芽摘みや枝抜き剪定をします。

 

新梢を剪定しても

すぐにそのあとからあとから

再萌芽してまた伸びますよ。

 

写真はイロハモミジの再萌芽です。

 

はっきりした黄緑色で大きめの葉は

最初の新葉の葉色がかわったものです。

 

うすい黄色や橙色の小さめの葉は

あとから再萌芽してきた新葉です。

 

この時季は葉色の変化が愉しめますよ。

 

ちなみに

鉢土にうっすらと生えている苔は

ギンゴケが多いようです。

鉢の苔についてはいずれまた。

 

 

昨日も今日も風が強いですね。

明日は立夏、暦の上では夏

というか実際も夏みたいです。

 

ついでながら、苔寺!

司馬遼太郎の『歴史を紀行する』

四年半ぶり二度目の紹介です。

 

この作品は『街道をゆく』シリーズの

さきがけとなったといわれています。

 

前回(2013年10月3日)の投稿は

会津の山々の紅葉 でした。

 

今回、読み直してみたら

苔寺(こけでら)の記述がありました。

 

「〝好いても惚れぬ゛権力の貸座敷(京都)」より

「橋を西へ渡ると、

松尾大社という古社が鎮まっている。

ついでながらその南の谷に苔寺がある。」

 

苔寺というのはもちろん西芳寺のことです。

 

ここでの文章はあくまで松尾大社のことで

苔寺西芳寺はまったく関係ありません。

 

ここでの一文以外には

苔寺西芳寺に関する記述は一切なし

本当についでながら!の登場なんです。

 

たまたま近くにあるというだけで

唐突に「苔寺」と書くなんて

司馬さんはやっぱり苔好きですね。

 

 

昨日はからりと晴れました。

ツツジの花が咲いています。

来週は五月、皐月ですね。

 

新装版 歴史を紀行する (文春文庫)

 

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